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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第18章 神の祈り


不意を突かれた行動にアルは一瞬、たじろいでいた。自然とその唇を庇うようについ手を宛てがう。


「そうだレオ…今日レオの弟が…」


「ああ…カインのことか…」


アルは今日の事をレオに確かめた。

「見た目は強そうに見えねえがアイツの腕は俺様が保証する」

「いやあの…保証とかじゃなくてね…」

何か言いたげなアルに、レオはん、と顔を向けた。


「あの〜あたしは大丈夫だから…その、…」


「そいつはダメだ」

アルが言い終わる前にレオは首を振り、言葉を遮っていた。


「俺様がお前の傍に居てやれねえ間にどこぞのクソ共が何するかわかんねえからな!」

「そ、んな…」

戸惑うアルにレオはそう断言するとふっと優しく笑った。


「アル……」


ヘーゼル色の瞳を覗き込むように見つめると、レオはそっとアルの肩を抱き寄せる。そして自分の首に提げていた物を外してアルに掛けた。

「これ、は?…」


「お前にやる。…もしも、カインでもどうにもならない何かがあったらそれを吹け。直ぐに駆けつけてやっから…」

「吹く?…」

レオはコクンと頷いた。

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