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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第18章 神の祈り


今更なのに胸が高鳴る。

何度となく嫁さんにすると言われてきている筈なのに、真面目な顔でプロポーズの言葉を口にするレオに、アルはときめきを感じずには居られなかった…



何だかレオと一緒に笑い合ってる自分の姿が思い浮かぶ。

ティムやユリアやマークにジョン…

みんなで山の生活を謳歌して…
きっと…楽しいんだろうな…


アルはふと、そんな事を考えていた…


「なるべく早く迎えに来る…それまでは…」

「………」


レオは抱きしめたアルを見つめるとゆっくりと瞳を閉じた。

そっと触れ合う唇が小さな水音を奏でる。

余りにもあっさりと離れていくレオの口付け。笑みを浮かべるとじゃあな、と背を向けたレオに、アルは思わず手を伸ばしてしまっていた…


レオはアルの行動に目を見開く―――


「あ、…あれ、…何かつい…へへ…」


慌てて手を戻し、アルは気まずそうに笑って見せると

「な、何だかレオがいつもと違うからもう会えないような気がして…」

そう言ってへへ…と焦った。


その途端、レオはアルを胸の中に捕らえていた。


くそ…

今直ぐにでも連れていきてえ!


レオは悔し気に顔を歪める。

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