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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第18章 神の祈り


なんだこりゃ?……階段?


真っ暗な中を覗き込み、獣なみの視覚で階段を見つけると、レオは台座の蓋をふんっ!…と気合いを入れて持ち上げた。

ゴリゴリと重い石の擦れる音が鈍く響く。

重量感のある蓋がズシリと脇に落ちると、ガタイのいいレオには狭過ぎた入り口がすっきりと晒されていた。


湿った空気が風通しの良くなった入り口へと吹き抜ける。湿気を含んだ苔で滑り易くなった階段を、レオは一歩ずつ踏みしめながら下に降りて行った。


下まで辿りつくと、レオは遺跡の中全体を見渡した。


…急に浮かんだ遺跡…か…

今度の騒ぎに関わりがあるかも知れねえな…


眉根を寄せて考え込むレオの目に青い光が差し込む。

…なんだありゃ…



ゆっくりと近寄ると、壁際に埋まった金貨くらいの大きさの石が鮮やかな輝きを放っていた。

「こいつは…」

青い光に照らされぼんやりと浮かび上がる…

レオは埋め込まれた青い石の下に描かれている獣の絵を眺めた。

「こっちにも描いてありやがる…」

視線を動かすとその隣にも二体の獣の絵が描かれ、その上には青い石と同じ様に二つ石ころが埋まっている。

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