この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第18章 神の祈り
・
「侵入者がまだ中に居るのか!?」
「いや、あの、それを確認しようとしたのですが…
中に入ることができなくて…」
「中に入れない?」
部下の言葉を半信半疑に聞き入れるとルイスは退けとばかりに部下を押しやり台座の中を覗く。そして足を踏み入れた…
その瞬間に隊員達は青ざめる!
ルイスは振り向き様に
「俺に嘘をつくとは大した根性だ…」
そう言うとふっと不敵に笑い背中を向けて
「懲罰房行きだな…」と小さく呟いた。
…一体どうなっちまってんだ?―――
青い石の吸い込まれていった手の平をジッと見つめる。手の平を返してみたとて、裏から出てくる様子はない…
遠くに放してみたり、鼻の先につく程近づけてみても、普段の自分の手の平で、痛くも痒くもなかった。
そんなレオの目に、ぼんやりと緑色の光線が映り込む。
レオは目の前にかざした手をとっさに退かした。
「今度は緑かよ…」
壁を見て呟く。
青い石と同じように、壁に埋まっていた石が一つだけ、緑色に輝いていた──
…取れねえな……
カリカリと指先でひっ掻いてもさっきの青い石のように簡単に手にすることが出来ない。
「侵入者がまだ中に居るのか!?」
「いや、あの、それを確認しようとしたのですが…
中に入ることができなくて…」
「中に入れない?」
部下の言葉を半信半疑に聞き入れるとルイスは退けとばかりに部下を押しやり台座の中を覗く。そして足を踏み入れた…
その瞬間に隊員達は青ざめる!
ルイスは振り向き様に
「俺に嘘をつくとは大した根性だ…」
そう言うとふっと不敵に笑い背中を向けて
「懲罰房行きだな…」と小さく呟いた。
…一体どうなっちまってんだ?―――
青い石の吸い込まれていった手の平をジッと見つめる。手の平を返してみたとて、裏から出てくる様子はない…
遠くに放してみたり、鼻の先につく程近づけてみても、普段の自分の手の平で、痛くも痒くもなかった。
そんなレオの目に、ぼんやりと緑色の光線が映り込む。
レオは目の前にかざした手をとっさに退かした。
「今度は緑かよ…」
壁を見て呟く。
青い石と同じように、壁に埋まっていた石が一つだけ、緑色に輝いていた──
…取れねえな……
カリカリと指先でひっ掻いてもさっきの青い石のように簡単に手にすることが出来ない。