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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第18章 神の祈り


「神か…ふんっ…神に選ばれんでも俺様がやることは俺様が決める。アルを守るのに神に選ばれようが俺様には関係はねえんだがな…」

レオは強気な発言を王に返す。

遺跡の前で不意に聞こえてきた不思議な声…

“青の使者に相応しき者よ…”

あれはこのことを言ってたって訳か………



これ迄の経緯を聞いて、アルに課せられた使命の重みを知ったレオ…


神がなんと言おうとアルは俺様の大事な嫁だ…
あいつは俺様が守るに決まってやがるだろうが!

神が認めるなんてしゃらくせえってんだ!!―――


「まあ、まだ決まった訳じゃあない…」

「うむ…そうじゃな…」

口元で手を組みため息をつくルイスに老師も頷く。

「勇者と選ばれ“試練”を越えた者。…その者が使者として神獣、天 地 海の守護神の力を与えられる…そう古の書には記されておる…」


「試練?…ああ…はっ! そういやあの時の声もそう言ってやがったな…」

…声!?


知ったように鼻で笑い飛ばすレオをルイスは見た。


「なんだあの時の声ってのは!?…」

「遺跡の前で、試練を受けろってえ声が聞こえてきた」


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