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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第18章 神の祈り
・
―――…湖で……
「本当かそれは?…」
ルイスは再度レオに尋ねた。
「アルも同じことを言っていた──神の降りる泉…そう名付けられる何かがあるのかも知れないな…」
「うむ…少しずつではあるが、どうやら事が運びつつあるようだな……ならば、先ずはその南の地の者達が無事に着くことを祈ろう。
レオ、我らの力が必要な時は直ぐに申すがいい」
レオは頷くと席を立った。
「ルイス…」
レオの後から席を立ったルイスを王は呼び止めた。
「これからはレオ達山の者とも密に連絡を取るように」
王の言葉に静かに頭を下げてルイスはレオの後を着いて会議室を出て行く。
王と老師はそんな二人を黙って見送っていた…
「クラディウス…我々も各国の大臣達とじっくりと策を練らねばなるまい…」
「そうですな…先ずは被害の酷い西の国に隊の遠征と、南は食料の援助をしていかねばならぬでしょう…やるべきことはたっぷりとある。この歳になって骨が折れますな…」
老師は長い顎髭を撫でると深い溜め息をついていた…
―――…湖で……
「本当かそれは?…」
ルイスは再度レオに尋ねた。
「アルも同じことを言っていた──神の降りる泉…そう名付けられる何かがあるのかも知れないな…」
「うむ…少しずつではあるが、どうやら事が運びつつあるようだな……ならば、先ずはその南の地の者達が無事に着くことを祈ろう。
レオ、我らの力が必要な時は直ぐに申すがいい」
レオは頷くと席を立った。
「ルイス…」
レオの後から席を立ったルイスを王は呼び止めた。
「これからはレオ達山の者とも密に連絡を取るように」
王の言葉に静かに頭を下げてルイスはレオの後を着いて会議室を出て行く。
王と老師はそんな二人を黙って見送っていた…
「クラディウス…我々も各国の大臣達とじっくりと策を練らねばなるまい…」
「そうですな…先ずは被害の酷い西の国に隊の遠征と、南は食料の援助をしていかねばならぬでしょう…やるべきことはたっぷりとある。この歳になって骨が折れますな…」
老師は長い顎髭を撫でると深い溜め息をついていた…