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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第18章 神の祈り


「……で、これからどうすんだ?」

会議室を出て、石の廊下を歩きながらレオは隣に並ぶルイスに声を掛けた。

「まず、──あと残りのもう一人。赤の石が認める勇者…コイツを見つけ出さなきゃな…」


「赤のね…ふんっ! まあ、アルを守るんなら俺様一人で十分なんだがな…」

「いや…そうはいかない。三つが揃うことに意味がある。三人の使者が揃って初めて何かが起こるはずだ」

考えながら語るルイスの横で、レオは面倒くさいとばかりに舌を打つ。


「まあ、その点はお前らに任せらあ…山の方でも変わったことがあったら直ぐに話ができるようにしてやる。取りあえず、中間の拠点を東尋坊の根城に決めて落ち合う、あそこなら内緒事でも漏れねえだろうからな」

「ああ、…その四方の者達とも一度話し合いたい。その時間も作っといてくれ」

レオはルイスに無言で頷き返すと夜の闇に紛れ姿をくらました。


「本格始動…か」

レオが見えなくなった暗闇を見据えぽつりと呟く…
そして、ルイスは自分の手の平を見つめていた…


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