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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第18章 神の祈り


「今日も雨か…」


雨露が伝い流れる窓を見つめる。


なかなか降りやまないな…


自室の窓から薄暗い外を眺め、ロイドは気落ちした溜め息を零した。


もうすぐアルと約束した日曜がやって来る。
それまでには晴れて欲しい。そんな心配を今からしながらロイドは仕事に出る準備をしていた…

「お前は今日も出番無しだ。ゆっくり休んでろよ…じゃあ、行ってくるからな」

愛馬に留守番を言いつけながら撫でると雨避けのマントをはおり、ぬかるみの道を懸念してロイドは馬車に乗った。


アル…


ティムを迎えに行く途中、馬車に揺られながらロイドは自分の首に提げたアルとお揃いのチョーカーを手に取り眺めていた。


今の俺とアルとの関係は何と呼べるものなんだろうか?…

キスをすれば躊躇う事なくアルは受け入れてくれる…


でもそれ以上は…

まだまだアルには・・・


「はあ…」


ロイドは遠くを見つめ力無く溜め息をついていた。


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