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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第19章 滅びの道
・
アルが従者に選ばれた…
ならば、勇者も女、子供…誰が選ばれてもおかしくはない…
今回はたまたま、レオと居合わせて自分達が勇者に選ばれたと分かったが…
また、俺達の用に闘い慣れしてる奴だとは限らないからな・・・
ルイスはテントの中で用意された椅子に腰掛け腕をくんだ。
街から離れた場所な上に、強く降る雨の為、試験志願者は中々訪れる気配がない。
これで上手く人が集まらなければ、本当の強制を実行せざるを得ない…
ルイスは溜め息をついて長い足を組んだ。
「……暇だな…」
ボソッと呟くと隣に立っていた若い隊員をふと、見上げた。
「な…なにか…?…」
視線を感じ、額に何故か冷や汗をかく…
「お前…試験受けるか?」
「……えぇっ!?」
そうだ、考えてみりゃ、コイツらから勇者が出れば万々歳じゃないか?…
ルイスは自分で放った一言に一瞬考え込むと、椅子からすくっと腰を上げた。
「よしっ!とりあえず此処にいる全員、お前達が先に試験を受けろ」
ルイスは長い足を捌き、遺跡へと向かう。
「何してる? 早く順次中に入れっ」
ルイスの声に隊員達は慌てて遺跡に足を踏み入れた。
アルが従者に選ばれた…
ならば、勇者も女、子供…誰が選ばれてもおかしくはない…
今回はたまたま、レオと居合わせて自分達が勇者に選ばれたと分かったが…
また、俺達の用に闘い慣れしてる奴だとは限らないからな・・・
ルイスはテントの中で用意された椅子に腰掛け腕をくんだ。
街から離れた場所な上に、強く降る雨の為、試験志願者は中々訪れる気配がない。
これで上手く人が集まらなければ、本当の強制を実行せざるを得ない…
ルイスは溜め息をついて長い足を組んだ。
「……暇だな…」
ボソッと呟くと隣に立っていた若い隊員をふと、見上げた。
「な…なにか…?…」
視線を感じ、額に何故か冷や汗をかく…
「お前…試験受けるか?」
「……えぇっ!?」
そうだ、考えてみりゃ、コイツらから勇者が出れば万々歳じゃないか?…
ルイスは自分で放った一言に一瞬考え込むと、椅子からすくっと腰を上げた。
「よしっ!とりあえず此処にいる全員、お前達が先に試験を受けろ」
ルイスは長い足を捌き、遺跡へと向かう。
「何してる? 早く順次中に入れっ」
ルイスの声に隊員達は慌てて遺跡に足を踏み入れた。