この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第19章 滅びの道
・
「マーク」
「うん、なに?…」
コンコン、と叩かれたドアからユリアが顔を出す…
「マーク博士に急用だってお迎えがきてるわ。直ぐに遺跡に来て欲しいって…」
「お迎え?」
「アルもティムも一緒に行くってもう下で準備してる」
マークはそう聞かされ返事をすると直ぐに出掛ける準備を始めた。
遺跡に行くならと、重い本を手にしてマークは下で既に待っていたアル達と一緒に馬車に乗り込む。
ガラガラと鉄の車輪を唸らせ濡れた路を全速で走り馬車はまた、草原へと向かって行った。
「何かわかった?」
アルはマークに話しかけた。
「うん、まだ先まで読んでないけどね…神獣に会う方法とかが載ってるみたいだよ」
「会う方法?…そう、方法、か…
でも先ずは勇者を見つけることが先決なんだよね…
どうせなら勇者の居場所とか捜し方とかも載ってればいいのに…」
アルは何気に不満を浮かべた。
一生懸命翻訳してくれてるマークには悪いがもっと手っ取り早く書いてあってもいいのではないのか?
とつい、思ってしまう。
「アル…僕、思うんだ…たぶんわかりやすく書いてないのは僕たちが試されてるからだよ」
「オイラも思う!」
「マーク」
「うん、なに?…」
コンコン、と叩かれたドアからユリアが顔を出す…
「マーク博士に急用だってお迎えがきてるわ。直ぐに遺跡に来て欲しいって…」
「お迎え?」
「アルもティムも一緒に行くってもう下で準備してる」
マークはそう聞かされ返事をすると直ぐに出掛ける準備を始めた。
遺跡に行くならと、重い本を手にしてマークは下で既に待っていたアル達と一緒に馬車に乗り込む。
ガラガラと鉄の車輪を唸らせ濡れた路を全速で走り馬車はまた、草原へと向かって行った。
「何かわかった?」
アルはマークに話しかけた。
「うん、まだ先まで読んでないけどね…神獣に会う方法とかが載ってるみたいだよ」
「会う方法?…そう、方法、か…
でも先ずは勇者を見つけることが先決なんだよね…
どうせなら勇者の居場所とか捜し方とかも載ってればいいのに…」
アルは何気に不満を浮かべた。
一生懸命翻訳してくれてるマークには悪いがもっと手っ取り早く書いてあってもいいのではないのか?
とつい、思ってしまう。
「アル…僕、思うんだ…たぶんわかりやすく書いてないのは僕たちが試されてるからだよ」
「オイラも思う!」