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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第19章 滅びの道
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「遺跡に入れる者って?…」
「勇者を捜し出す一番手っ取り早い方法だ…ここじゃあ濡れる。テントに入ろう」
アル達はそう言われルイスとテントに入った。
遺跡の方からは弾き返される隊員達の叫び声が聞こえてくる…
「遺跡に勇者を捜し出す方法があったの?」
「ああ…」
「………?」
ルイスは尋ね返すアルに一言返事をすると目の前のアルをじっと見つめる。そして手を差し出した…
「………なに?」
「改めて自己紹介だ…」
「…自己紹介…なんで…?」
ルイスはキョトンとするアルにふっと微笑み返した。戸惑ったまま一向に手を出す気配のないアルの前にルイスは静かに膝まづく…
そしてアルの手の甲にキスを落とした…
「神に選ばれし従者…そのお前の元へ引き寄せられたのは幸運か…」
「……っ!?」
「なんの因果か分からぬが……アル、お前に使える使者の候補として俺が神に選ばれたらしい…」
唇を落とした小さな白い手を見つめ、ルイスは目を伏せてクスリと微笑する。そして長い足で立ち上がるとアルを見つめた。
「優れし知恵を持つ勇者…緑の守護神の試練は俺が受ける…とりあえず、よろしく。とだけ言っておくか」
「遺跡に入れる者って?…」
「勇者を捜し出す一番手っ取り早い方法だ…ここじゃあ濡れる。テントに入ろう」
アル達はそう言われルイスとテントに入った。
遺跡の方からは弾き返される隊員達の叫び声が聞こえてくる…
「遺跡に勇者を捜し出す方法があったの?」
「ああ…」
「………?」
ルイスは尋ね返すアルに一言返事をすると目の前のアルをじっと見つめる。そして手を差し出した…
「………なに?」
「改めて自己紹介だ…」
「…自己紹介…なんで…?」
ルイスはキョトンとするアルにふっと微笑み返した。戸惑ったまま一向に手を出す気配のないアルの前にルイスは静かに膝まづく…
そしてアルの手の甲にキスを落とした…
「神に選ばれし従者…そのお前の元へ引き寄せられたのは幸運か…」
「……っ!?」
「なんの因果か分からぬが……アル、お前に使える使者の候補として俺が神に選ばれたらしい…」
唇を落とした小さな白い手を見つめ、ルイスは目を伏せてクスリと微笑する。そして長い足で立ち上がるとアルを見つめた。
「優れし知恵を持つ勇者…緑の守護神の試練は俺が受ける…とりあえず、よろしく。とだけ言っておくか」