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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第19章 滅びの道


まさかの可能性…



ティムも遺跡に足を踏み入れることが出来た。これが一体何を意味するのか?

マークが勇者であるという可能性がルイスの胸の中で揺らいだ瞬間でもあったのだ。

ティムも大丈夫だった…

伝承の地。これで、名もなき村の者ならば皆許されているってことになる。


「な、なに?何がしたいの?」

ルイスのしたいことが、理解できずアルは不思議そうな顔でルイスを見た。

「答えるのは下に降りてからだ。マークもおいで…」

ルイスは手招きすると側にきたマークも抱き上げ入口に通す。そしてアルも首を傾げながら後に続いた。


「不思議なこと続きだ…だが、もう驚かない…はっきり言って………もう慣れた」

ルイスは階段を降りながら後尾から黙って着いてくるアルを振り返り肩をすくめた。

「とりあえずコレを見て欲しい」

下まで辿り着き、ルイスの指差す場所を三人は腰を屈めて覗く。

「あれ、前はこんなのなかった…よね」

アルはマークに尋ねた。

ティムは初めて訪れた遺跡内を興奮しながら探索して回る。

「この穴は?…」

アルはポコっと二ヶ所、丸い何かが抜けた後を見てルイスを見上げた。


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