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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第19章 滅びの道


「ここに一つ石があるだろ。それと同じ物がここにもあった。それはさておき…アル、どうして俺が自分が勇者だとわかったか気にならないか?」


アルは頷く。

「そりゃ気になるよ。もう一人の勇者だって誰なのか気になるし、でも後でって隊長さんが…」


ルイスはふっと笑う。

「そうだな、ここにあった二つの石に関係する。何色の石だったと思う?」

「え? 色がついてたの?」

頷くルイスにマークがハイッと手を上げた。

「お、さすが博士。もう気付いたか?」

「うん、全部で三つあったってことでしょ? だったら赤と青と緑のどれかだと思う!!」

「よし、正解にしといてやる!」

「…え? その色って…」


やっと気付いたアルにルイスは頷いて見せる。

ルイスは真ん中の穴を指差した。

「ここには緑に光る石が埋まってた…俺が来た時には緑の石が綺麗な輝きを放ってて、そこに手を伸ばした途端に掌に転がり落ちてきて…で、消えた」


「消えた!?」


両手を広げパッと消えた動作をルイスはして見せる。驚きを返すアルにルイスは続けて説明していった。

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