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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第19章 滅びの道


「当たり!! お前達やっぱり優秀だな!」

頭をぐりぐりと撫でられて喜ぶティムの横でアルは小さく頬を膨らませる。


「あたしだってわかってたもん…」

別に手柄を取られたからなわけじゃなく…

頭を撫でられなかったからでもなく…


「べつにさ…」

アルはぶつぶつ呟きながらちょっとだけ拗ねていた…


ルイスは背を向けて地面を蹴るアルを見てぷっと密かに吹き出す。

「レオの話だと、青く光る石を掌に乗せて眺めてたら吸い込まれるように消えていったそうだ…俺の場合は生憎、消える瞬間を見ることが出来なかったんだがな」

“握り締めてたらいつの間にか消えてた”


ルイスはそう呟くと自分の掌を見つめる。


「体に刻まれたんだ…」


「刻…まれた?」

ぽつりと言ったマークに皆の目が向いた。

「本に書いてあったよ。ほらここに…」

マークは本を開きそのヶ所を読み上げる。

【認めの刻印

赤の印 青の印 緑の印

己が神体に刻みし勇者】


「…己が神体に刻みし…なるほど、認めの刻印か」

なら、身体に吸い込まれたとしても頷ける。


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