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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第20章 暗黒の叫び


ルバールにとっては久しぶりに降りやんだうっとうしい雨も、今の大地の民にとっては恵みの雨。救いの雨でもある。

国を出てもその雨に出会えぬことが、今は非常に腹立たしい。

根城に着いた早々、水瓶に溜った雨水を見てドワン達は大喜びをする程だったのだ。

「これでやっと集まったことになるがや…」

「………ああ、だが妃奈乃はどうしたのだ?」

西岸の親方。バルギリーの呟きにナジャ族の酋長カムイは尋ね返してレオを見た。

「老体にムチでも打ったみてえだな…」

「老体に…やはり女の身に長旅は堪えたか…」

「いや、旅なんざあのババアにしてみりゃ一っ飛びだ。ワケはねえ…」

「………ならば持病でも抱えたか?」

「いや…」

レオは答えながらククッと口元を緩めた。

「……道中、荒れた道が通り易くなっただろう? ババアがずっと祈りを上げていたからな…」

「おお! あれは妃奈乃の導きであったか! ならば礼を言わねばならん…が、もしやそのせいで身体を壊したのじゃっ…」

「ふっ…それがよっ……」

レオはバルギリーと目を合わせニヤニヤしている


「ババアの奴やってくれるぜっ…ぶふっ…」

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