この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第20章 暗黒の叫び
・
返事をしながら考えた。
明日は髪を巻いてみようかしら…
ちょっとした身だしなみを気に掛ける。
中々、会うことのない想い人のアルを思い浮かべ、モニカはスープをすすりながら密かに頬を緩ませていた。
「お礼に行くなら手ぶらじゃ…」
母親は困ったように呟くとスプーンを持った手を止めて家の中を見回す。
収入の乏しいモニカの家にはお礼で返せる物は何もない。
「母さん、昨日隣のおじさんにリンゴを沢山頂いたの。それをジャムにしたから持って行こうかと思って」
「ああ、それはいい時に」
母親は少しホッとした表情を見せた。
「ついでにマークにお薬を貰わなきゃ…ナッツも行く?」
そんなモニカの問いに可愛いほっぺを赤くして、ナッツは恥ずかしそうに頷いていた。
返事をしながら考えた。
明日は髪を巻いてみようかしら…
ちょっとした身だしなみを気に掛ける。
中々、会うことのない想い人のアルを思い浮かべ、モニカはスープをすすりながら密かに頬を緩ませていた。
「お礼に行くなら手ぶらじゃ…」
母親は困ったように呟くとスプーンを持った手を止めて家の中を見回す。
収入の乏しいモニカの家にはお礼で返せる物は何もない。
「母さん、昨日隣のおじさんにリンゴを沢山頂いたの。それをジャムにしたから持って行こうかと思って」
「ああ、それはいい時に」
母親は少しホッとした表情を見せた。
「ついでにマークにお薬を貰わなきゃ…ナッツも行く?」
そんなモニカの問いに可愛いほっぺを赤くして、ナッツは恥ずかしそうに頷いていた。