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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第20章 暗黒の叫び
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ザドルも揃っての夕食。後片付けを済ませると、子供達はワクワクしながらエバを囲んでテーブルに着いた。
エバは前の日に用意していた玉子の殻を子供達に配っていく。
「好きな絵をお描き。出来上がったら好きなとこに飾ったり、恋人同士は贈り物しあったりするんだよ」
目の前に広げられたカラフルな絵の具。子供達は好みの色を筆に取り、思うように描いていた。
「ああ、好きな子にあげて告白するって人もいるねえ…」
「――!…」
「おや? どうしたんだいマーク?」
かぁーっと見る間に赤くなる…
思い出したように付け加えたエバの言葉にマークが直ぐに反応していた。
「ふふ、マークは好きな子にプレゼントしたいんだ?」
「ち…ちが…っ…ぅょ」
耳から首まで真っ赤なマークを面白そうに、うりうりと肘でこづき悪ノリする。
「そう言うアルこそ誰にやるんだい?」
「え!?…そ…それは…っ」
ニタッと笑いエバも並んでアルをうりうりする。
どうやらマークをからかった罰のお鉢が回ってきてしまったようだ……
ザドルも揃っての夕食。後片付けを済ませると、子供達はワクワクしながらエバを囲んでテーブルに着いた。
エバは前の日に用意していた玉子の殻を子供達に配っていく。
「好きな絵をお描き。出来上がったら好きなとこに飾ったり、恋人同士は贈り物しあったりするんだよ」
目の前に広げられたカラフルな絵の具。子供達は好みの色を筆に取り、思うように描いていた。
「ああ、好きな子にあげて告白するって人もいるねえ…」
「――!…」
「おや? どうしたんだいマーク?」
かぁーっと見る間に赤くなる…
思い出したように付け加えたエバの言葉にマークが直ぐに反応していた。
「ふふ、マークは好きな子にプレゼントしたいんだ?」
「ち…ちが…っ…ぅょ」
耳から首まで真っ赤なマークを面白そうに、うりうりと肘でこづき悪ノリする。
「そう言うアルこそ誰にやるんだい?」
「え!?…そ…それは…っ」
ニタッと笑いエバも並んでアルをうりうりする。
どうやらマークをからかった罰のお鉢が回ってきてしまったようだ……