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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第21章 嘆きの報復
・
「ねえアル」
「ん…なに?」
「僕、今日はクラディウス老師さんのとこに行ってくる」
朝食を済ませて直ぐに、マークはアルにそう伝えていた。
「じゃあロイ兄ちゃんが向かえに来たらマークも一緒に行くぞ」
「うん」
マークも揃っての久しぶりの出勤。本の解読に忙しく最近新薬の開発もおろそかになっている。
マークは新しい薬の調合レシピを書いた紙をルーカスに渡すようにまとめると、それを小さなバックにしまった。
「……アル!」
……ん?
コンコンとドアがノックされる。
キッチンで後片付けをしているアルに家の外から誰かが呼び掛ける。
アルは直ぐにドアを開けた。
「ロイド、おは…!?」
ドアを開けるなり目の前にずいっと大きな箱が飛び込む。
「な、…これ……」
「約束してたプレゼント…」
箱を前にして見えなかったロイドが顔を横から覗かせてアルに微笑んでいた。
「……あ…りがと…っ」
ちょっと照れくさい。明日のデートの為にロイドがわざわざ見繕ってくれたドレス。
サイズはどうしたの? なんていいっこなし。
何故ならご丁寧にも以前ジュリアがわざわざアルに報告しに来たのだから…
「ねえアル」
「ん…なに?」
「僕、今日はクラディウス老師さんのとこに行ってくる」
朝食を済ませて直ぐに、マークはアルにそう伝えていた。
「じゃあロイ兄ちゃんが向かえに来たらマークも一緒に行くぞ」
「うん」
マークも揃っての久しぶりの出勤。本の解読に忙しく最近新薬の開発もおろそかになっている。
マークは新しい薬の調合レシピを書いた紙をルーカスに渡すようにまとめると、それを小さなバックにしまった。
「……アル!」
……ん?
コンコンとドアがノックされる。
キッチンで後片付けをしているアルに家の外から誰かが呼び掛ける。
アルは直ぐにドアを開けた。
「ロイド、おは…!?」
ドアを開けるなり目の前にずいっと大きな箱が飛び込む。
「な、…これ……」
「約束してたプレゼント…」
箱を前にして見えなかったロイドが顔を横から覗かせてアルに微笑んでいた。
「……あ…りがと…っ」
ちょっと照れくさい。明日のデートの為にロイドがわざわざ見繕ってくれたドレス。
サイズはどうしたの? なんていいっこなし。
何故ならご丁寧にも以前ジュリアがわざわざアルに報告しに来たのだから…