この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第21章 嘆きの報復


ロイドはそんな葛藤の後、遂に手を広げてしまった。

「…兄ちゃん…」

「……!?」


クイッとズボンをティムが引っ張る。


「そろそろいいか?…みんながお腹空かせてるぞ……」

「う、…あ、ああ…そうだなっ…馬だ。馬が腹空かせてるなっ! ははっ…」


バツが悪そうに頭を掻くロイドを置いてティムとマークは黒馬の元へ駆け出して行く。

ロイドは名残惜しそうにアルを振り返った。


「あ、……じゃあ…明日…昼前に迎えに来るから……」

少し寂し気にロイドはそう告げるとアルに背中を向けた。

「あっ…待っ…」

「……?」


アルはロイドの広い背中にとっさに手を伸ばした。

「あのっ…ほんとに、ありがとう…」


「──っ…」


目を見開くとロイドは頬にアルの体温を感じていた。

柔らかな軽いキス…

フワリとした感触が離れ掛けた瞬間にロイドはアルを抱きしめ返した。

ティム達に見られぬように空いていたドアを後ろ手に閉めるとロイドはまた両手をアルの背中に回す。


甘い口付けと熱の籠る情熱的な口付けが交互に繰り返されロイドは夢中でアルを掻き抱いた。

ため息さえもが震えてしまう。

/683ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ