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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第21章 嘆きの報復
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「あ、その砂糖、可愛い」
思わずアルの頬に笑みが溢れた。
「ふふ、やっぱり女性ですね」
「え?」
「女性は可愛い物を見ただけで笑顔になりますから」
アレンはそう言ってアルの紅茶に可愛い花の形をした砂糖を一粒落とした。
スプーンで優しく掻き混ぜるとアレンはもう一度アルに紅茶を薦める。
品のいい味がまるでアレンの微笑みのようでもある。甘さが増した紅茶をコクリと飲み、その美味しさにアルは目を細めた。
「はぁ…幸せ。毎日飲みたくなっちゃう」
ほんわりとした笑顔のアルにアレンはクスリと笑い返した。
「いいですよ…アルが望むなら朝でも昼でも…夜でもね」
「……っ…」
ふっと切れ長の一重目が妖しく光る。
「なんなら、お風呂上がりに一緒にどうですか?」
「……ぐっ…」
そう言って近づいたアレンの吐息がアルの耳たぶに吹き掛った。
焦って紅茶をゴクッと飲み込み固まるアルを見てアレンはクスクスと声を漏らす。
「ふふっ、冗談ですよ! アルはホントに反応が素直ですね」
悪気のない表情で楽しそうに笑みを向ける。アルはそんなアレンにぷっと頬を膨らませて見せた。
もうっ!また、からかわれたっ!!
「あ、その砂糖、可愛い」
思わずアルの頬に笑みが溢れた。
「ふふ、やっぱり女性ですね」
「え?」
「女性は可愛い物を見ただけで笑顔になりますから」
アレンはそう言ってアルの紅茶に可愛い花の形をした砂糖を一粒落とした。
スプーンで優しく掻き混ぜるとアレンはもう一度アルに紅茶を薦める。
品のいい味がまるでアレンの微笑みのようでもある。甘さが増した紅茶をコクリと飲み、その美味しさにアルは目を細めた。
「はぁ…幸せ。毎日飲みたくなっちゃう」
ほんわりとした笑顔のアルにアレンはクスリと笑い返した。
「いいですよ…アルが望むなら朝でも昼でも…夜でもね」
「……っ…」
ふっと切れ長の一重目が妖しく光る。
「なんなら、お風呂上がりに一緒にどうですか?」
「……ぐっ…」
そう言って近づいたアレンの吐息がアルの耳たぶに吹き掛った。
焦って紅茶をゴクッと飲み込み固まるアルを見てアレンはクスクスと声を漏らす。
「ふふっ、冗談ですよ! アルはホントに反応が素直ですね」
悪気のない表情で楽しそうに笑みを向ける。アルはそんなアレンにぷっと頬を膨らませて見せた。
もうっ!また、からかわれたっ!!