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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第4章 光りの導き


アルは馬の背に揺られながら湖を振り返った‥

今は完全な静寂に包まれ湖の水面には満月になりかけた月が映っている‥


‥あたしは眠ってなんかいないし、今度は間違いなくはっきり聞こえた‥

‥三つの光りが集う‥
集めろってこと?


どうやって!?

“何をも恐れぬ心‥”

“自身を信じる‥”

・・・・わからない‥







「また、考え事してるのか?」

「――!?‥」

後ろからロイドが覗き込むようにアルに問掛けた


「‥‥‥ねぇロイド‥」

「ん‥?」

「赤と青と緑の輝きって何かわかる?‥」

「‥‥‥
いきなり、謎かけか?」

「別に、謎かけではないけど‥」

アルの意味不明な質問にロイドは呆れながらも考える

「んー、謎かけじゃないなら普通に考えて宝石しかないだろ?
他に何があるんだ?」


「そか‥そ、だよね」


そういったまま再び考え込むアルの頭をロイドはくしゃっと撫でる


「着いたぞ‥」

「うん、今日はありがとう」

家に着き礼を言って立ち去るアルの後ろ姿を見つめていると、アルは急に振り返った

「‥どうした?」

「‥‥ロイドは‥
あたしに忠誠を誓う?」

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