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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第25章 密葬
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「様子はさっきと変わらないままだ…」
近くにきたロイドにルーカスは言った。
「そうか…子供達もやっと眠ったところだ」
寝返り一つ打たず眠り続ける愛しい人を見つめると、ロイドは冷たく白い肌に優しく触れる。
「冷たいだろ…」
「………」
「ほんとなら…身体が生きるために闘おうとしてるなら高熱が出てもいいはずだ…なのにどんどん冷たく…っ…」
囁くように口から言葉を洩らすとルーカスはやるせなく首を振ってうなだれた。
ロイドはその肩に手を置いた。
「ルーカス…今夜はアルの傍に居ていいか?」
アルの傍に居たい──
頷くルーカスにロイドは小さな笑みを返した。
二人きりの室内。
ロイドはルーカスの出て行った扉を見つめると、再びアルに視線を移す。
冷たくても柔らかさはいつものままだ。
「様子はさっきと変わらないままだ…」
近くにきたロイドにルーカスは言った。
「そうか…子供達もやっと眠ったところだ」
寝返り一つ打たず眠り続ける愛しい人を見つめると、ロイドは冷たく白い肌に優しく触れる。
「冷たいだろ…」
「………」
「ほんとなら…身体が生きるために闘おうとしてるなら高熱が出てもいいはずだ…なのにどんどん冷たく…っ…」
囁くように口から言葉を洩らすとルーカスはやるせなく首を振ってうなだれた。
ロイドはその肩に手を置いた。
「ルーカス…今夜はアルの傍に居ていいか?」
アルの傍に居たい──
頷くルーカスにロイドは小さな笑みを返した。
二人きりの室内。
ロイドはルーカスの出て行った扉を見つめると、再びアルに視線を移す。
冷たくても柔らかさはいつものままだ。