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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第4章 光りの導き


ロイドはアルの熱い頬に、そっと手を添えた──


「アル‥」

名前を囁き愛しい人を見つめる‥

ロイドはアルの顔を自分に向けるとゆっくりと唇を重ねた。

互いの熱い舌が絡み合う。慈しむように柔らかく唇を押し付けては放し呼吸を送る。

いつもの激情にかられた激しいキスではなく、互いを愛しむように…



「‥ハァっ‥‥」

二人の唇から熱い吐息が漏れる‥


ロイドはアルの熱く潤んだ瞳を見つめた‥
その中には確かに自分が映っている。

アルの背中を見送る度に不安にかられることがある‥

たった一人で前を突き進むアル‥
真っ直ぐに前を見据え自分の手の届かぬ所へ行ってしまいそうな不安に‥


今日の草原でもロイドはとてつもない不安に怯えていた‥

何度呼びかけても振り返らず吸い込まれるように歩くアルの後ろ姿に、ロイドは一瞬胸が張り裂けそうなほどの不安を覚えていたのだ

ロイドは不安をかきけすようにアルを抱く腕に力を込めた

「アル……っ

俺に死ぬなと言うなら‥

生きよう‥共に──」


胸の奥の掻き消せないこの不安を──

アル‥
お前が消してくれ…っ


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