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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第25章 密葬
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「そ、そうかな…へへ…」
褒められて鼻っ柱を擦りながら照れるティムにアルは続けた。
「これからもっともっとティムは強くなってくよ。そしたら今度はあたしがティムに守ってもらうから」
「アル…」
「ティム、強くなってあたしを守ってね」
「…お、おうっ!当たり前だぞ!!オイラぜったいすごい強くなる!強くなってアルを守ってやる!!」
「うん!」
「強くなったら湖のドラゴンも沼の怪物もオイラの子分にするんだ!」
「うんっ」
「そしたらさ、アルをそいつらの背中に乗せてやるからな!!」
「ほんとに!?すごく楽しみ!」
零れんばかりの笑みを返しそう答えたアルにティムは興奮しながら続けた。
物語の中の創造物を語り、ベッドにかじり付くようにはしゃいで、ティムはピョンピョンと何度も小さく飛び跳ねる。
「んで、んでさっ…そいつらの背中に乗って魔道師に会いにいくんだ!」
魔道師に会って、そしたらアルの腕を──
アルの怪我を治してもらって──
アル…
アル…?
ア、ル………
アル………どこにいるの
アル?
アル…ッ…
「──アルッ!?」
「ティムッ!」
体が強く揺すぶられ、ティムはハッと夢から覚めた。
「そ、そうかな…へへ…」
褒められて鼻っ柱を擦りながら照れるティムにアルは続けた。
「これからもっともっとティムは強くなってくよ。そしたら今度はあたしがティムに守ってもらうから」
「アル…」
「ティム、強くなってあたしを守ってね」
「…お、おうっ!当たり前だぞ!!オイラぜったいすごい強くなる!強くなってアルを守ってやる!!」
「うん!」
「強くなったら湖のドラゴンも沼の怪物もオイラの子分にするんだ!」
「うんっ」
「そしたらさ、アルをそいつらの背中に乗せてやるからな!!」
「ほんとに!?すごく楽しみ!」
零れんばかりの笑みを返しそう答えたアルにティムは興奮しながら続けた。
物語の中の創造物を語り、ベッドにかじり付くようにはしゃいで、ティムはピョンピョンと何度も小さく飛び跳ねる。
「んで、んでさっ…そいつらの背中に乗って魔道師に会いにいくんだ!」
魔道師に会って、そしたらアルの腕を──
アルの怪我を治してもらって──
アル…
アル…?
ア、ル………
アル………どこにいるの
アル?
アル…ッ…
「──アルッ!?」
「ティムッ!」
体が強く揺すぶられ、ティムはハッと夢から覚めた。