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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第25章 密葬

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しゃくりあげ、大きく揺れ動くティムの肩を抱き締めるとロイドは胸の苦しさに眉を寄せた。
「どうしてお前がっ…アルッ…」
そんなやり場のない思い。それは呟きとなってロイドの口をついて零(こぼ)れていた。
夜明けを知らせるようにクランベルの丘の教会の鐘が鳴り響く。
いつの間にか朝を迎えていたことさえも気がつかなかった。
朝の礼拝を促すように長めに奏でられた鐘の音が鳴り止む頃、マークは城の庭にいた。
「……っ…メソナ……メソナをもっと…っ…もっと………集めなきゃっ………」
「マーク?」
「…メソナ…っ…いっぱい…ないと…っ…アルが…っ…アルがっ…ひっくっ…」
「マークっ!なにしてる!?止めるんだ!」
ルイスは背後から覗きこむとマークの手を見て怒鳴るように声を張り上げた。
びしょ濡れのマークの手には沢山の植物の葉が握られている。強引にむしり採ったせいか、小さな手の平は葉で切りつけられて血が滲んでいた。
「…ひっく…もっと……集めなきゃっ…これがあったらアルは大丈夫なのっ…またっ…元気になるからっ…」
マークは雨と涙に濡れた顔を上げてルイスに訴えた。
しゃくりあげ、大きく揺れ動くティムの肩を抱き締めるとロイドは胸の苦しさに眉を寄せた。
「どうしてお前がっ…アルッ…」
そんなやり場のない思い。それは呟きとなってロイドの口をついて零(こぼ)れていた。
夜明けを知らせるようにクランベルの丘の教会の鐘が鳴り響く。
いつの間にか朝を迎えていたことさえも気がつかなかった。
朝の礼拝を促すように長めに奏でられた鐘の音が鳴り止む頃、マークは城の庭にいた。
「……っ…メソナ……メソナをもっと…っ…もっと………集めなきゃっ………」
「マーク?」
「…メソナ…っ…いっぱい…ないと…っ…アルが…っ…アルがっ…ひっくっ…」
「マークっ!なにしてる!?止めるんだ!」
ルイスは背後から覗きこむとマークの手を見て怒鳴るように声を張り上げた。
びしょ濡れのマークの手には沢山の植物の葉が握られている。強引にむしり採ったせいか、小さな手の平は葉で切りつけられて血が滲んでいた。
「…ひっく…もっと……集めなきゃっ…これがあったらアルは大丈夫なのっ…またっ…元気になるからっ…」
マークは雨と涙に濡れた顔を上げてルイスに訴えた。

