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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第4章 光りの導き


取りあえず明日、地図師にコレを移し直してもらうか‥
このままじゃ、なんて書いてあるか見えないしな


長年のうちにできてしまったシミなどで地図に書いてある村名が読み取りにくい

ルイスは地図に書いてある文字らしきものを指でなぞりながら思う。

まぁ、やっとこさ足掛かりになるものを見つけられたんだ‥

勝負はこれからってことだな──














「お頭!!
俺達の家作りは後回しにして婚儀の準備しちゃいましょうよっ」


「なに言ってやがる!

舎弟の面倒も見きれない男のところに喜んで嫁入りする女がいるか!
わかったらとっととテメェらの小屋、早く作りやがれ!!」


「へい…っ…」




東の山岳地帯、全域を縄張りにしてから幾日‥

大山賊の疾風迅雷は昼夜を問わず自分達の住む小屋作りに励んでいる‥


‥バンビ‥待ってろよ。

お前を迎えに行くにはまだまだ日がかかりそうだ

なぁに‥寂しくなったらまた、慰めに行ってやるさ‥

‥ぐふっ…




「お頭がまた一人で笑ってやがるぞ」

「あぁ、婚儀が遅れてるから機嫌悪くなると思ったが‥上機嫌過ぎて逆に気持ち悪いな」

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