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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第26章 選ばれし者


ロイドは表情に悔しさを溢れさせた。

「クソッ!なんでいつもアルがこんな目にっ──」


「ダアッうるせえ!お前らのごたくなんざ聞きたかねえ!!アルがここに居ないことは確かなんだ!生きてても死んでても俺様は捜しにいくぜ!」

そう言って場を治めたのはレオだった。墓穴から上がるとレオは直ぐに走りだす。

ルイスは下から叫んだ。

「待てレオ!宛はあるのか!?」

「うるせえ!!匂いで捜すっ!!」

「匂いって…」

そう遠くから返ってきたレオの声にルイスは戸惑いながらも、レオならそれも出来そうな気がする…そう思った。
しかし、そんなあやふやな可能性よりも確かな方法を探さねばならない。

二人は墓穴から上がった。

「国王に報告してくる!直ぐに動けるよう、俺の馬も準備しといてくれ!」

「わかった、正門で待ってる!」

ロイドは頷くとルイスと二手に別れた。

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