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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第27章 名もなき村
・
遺跡の前に到着するや否や、馬を降りて湖の水面を歩き出したルイスにセラスは驚いた顔を向けた。
「水面に石橋がある」
「なるほど」
セラスは納得するとルイスの後を着いていった。遺跡の元までくるとセラスは石の鳥居を見上げ、そっと触れる。
「これは──…」
「どうされた?」
「私の国にも似たような模様の刻まれた遺跡がある…」
「──…!…ほんとか?」
「ええ…私の国は元々神を崇める島。大昔の神殿や祷りで使われた祠が多く残っている…まあ大半は砂の下に埋まってしまいましたが…」
「そうか…闇の王につながる手掛かりがあればいいが、一度行く価値はあるかもしれないな」
「ええ…是非とも。……ここが地下への入り口か…」
セラスはルイスが立っていた石造の入り口を覗いた。
「暫く来ていなかったから少し様子をみてくる」
ルイスはそう言って中へ足を進めると後ろを振り返った。
「神に認められた者以外が足を入れると吹き飛ばされるからくれぐれも確かめよう何て気は起こさないように──」
「なるほど…」
足を踏み入れかけていたセラスは大人しくその場に佇んでいた。
遺跡の前に到着するや否や、馬を降りて湖の水面を歩き出したルイスにセラスは驚いた顔を向けた。
「水面に石橋がある」
「なるほど」
セラスは納得するとルイスの後を着いていった。遺跡の元までくるとセラスは石の鳥居を見上げ、そっと触れる。
「これは──…」
「どうされた?」
「私の国にも似たような模様の刻まれた遺跡がある…」
「──…!…ほんとか?」
「ええ…私の国は元々神を崇める島。大昔の神殿や祷りで使われた祠が多く残っている…まあ大半は砂の下に埋まってしまいましたが…」
「そうか…闇の王につながる手掛かりがあればいいが、一度行く価値はあるかもしれないな」
「ええ…是非とも。……ここが地下への入り口か…」
セラスはルイスが立っていた石造の入り口を覗いた。
「暫く来ていなかったから少し様子をみてくる」
ルイスはそう言って中へ足を進めると後ろを振り返った。
「神に認められた者以外が足を入れると吹き飛ばされるからくれぐれも確かめよう何て気は起こさないように──」
「なるほど…」
足を踏み入れかけていたセラスは大人しくその場に佇んでいた。