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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第27章 名もなき村



神に捧げる異国の詩が夕陽を受けるルバール城の最上から清んだ風に乗って響いていた。









──ルー……

誰かのクスクスと笑う声がしてる…

お腹が何だかくすぐったい。

小さな影はティムにユリアだ…

こっそり近づいてまた、イタズラしようとしてる・・・
その手に持った草花でくすぐってるな…



目を閉じたままのアルはフフッと声を漏らしていた。
無造作にもぞもぞと巻き付いていた包帯を掻きむしる。

「…ん…かゆい…」


「……アル?」


夕暮れ時、部屋の空気を入れ換えた窓を閉めようとしていたロイドは微かに聞こえた声に後ろを振り返っていた。

眠ったままのアルを見つめるとシーツの中で何やらゴソゴソと動いている。


ロイドは近づくとそっとシーツを捲った。

「──…っ…」

傷が──っ

「ルーカスっ!!」

ロイドは部屋のドアから叫んでルーカスを呼んだ。

「どうした!?」

「アルの傷がっ……消えてるっ──」

「なんだって!?」

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