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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第27章 名もなき村


湖の石橋を渡ると遺跡の入口付近に落ちていた宝剣を見つけ、アルはそれを手にする。

そして地下へと降りた。

中を一度見回すとロイド達はルイスから知らされた、壁に大きく浮かんだ壁画を眺めた──

「これか──」

「ああ…」

ルイスは抱っこしていたユリアを下に降ろして壁画に近づく。

「俺はよく見なかったから前にあったかどうかはわからないが…」

「前はなかった」

ロイドの言葉にルイスははっきりと返す。そして壁を見て何かに気付いた。

ルイスは三体の神獣の壁画の真ん中を見て呟く。

「──また、何か浮かんでる…」

ルイスの声を聞いて周りを探索していた皆が集まっていた。
ルイスはマークを呼んだ。

「マーク、読めるか?」

傍に来たマークを抱き抱える。
古の文字らしきもの。マークはそれとにらめっこをした。

「うんと……

“光の剣を天に掲げ
認めの刻印を己が守護神の三の眼にかざせ

さすれば道が開けよう”」

「道……?」

「うん、そう書いてあるよ」

ルイスに聞かれてマークは答えた。

「三の眼って……」

「“三の眼”ってのはここだ」


顎に手を添えて考えるルイスに、レオは自分の額の真ん中を指さして見せた。

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