この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第27章 名もなき村
・
湖の石橋を渡ると遺跡の入口付近に落ちていた宝剣を見つけ、アルはそれを手にする。
そして地下へと降りた。
中を一度見回すとロイド達はルイスから知らされた、壁に大きく浮かんだ壁画を眺めた──
「これか──」
「ああ…」
ルイスは抱っこしていたユリアを下に降ろして壁画に近づく。
「俺はよく見なかったから前にあったかどうかはわからないが…」
「前はなかった」
ロイドの言葉にルイスははっきりと返す。そして壁を見て何かに気付いた。
ルイスは三体の神獣の壁画の真ん中を見て呟く。
「──また、何か浮かんでる…」
ルイスの声を聞いて周りを探索していた皆が集まっていた。
ルイスはマークを呼んだ。
「マーク、読めるか?」
傍に来たマークを抱き抱える。
古の文字らしきもの。マークはそれとにらめっこをした。
「うんと……
“光の剣を天に掲げ
認めの刻印を己が守護神の三の眼にかざせ
さすれば道が開けよう”」
「道……?」
「うん、そう書いてあるよ」
ルイスに聞かれてマークは答えた。
「三の眼って……」
「“三の眼”ってのはここだ」
顎に手を添えて考えるルイスに、レオは自分の額の真ん中を指さして見せた。
湖の石橋を渡ると遺跡の入口付近に落ちていた宝剣を見つけ、アルはそれを手にする。
そして地下へと降りた。
中を一度見回すとロイド達はルイスから知らされた、壁に大きく浮かんだ壁画を眺めた──
「これか──」
「ああ…」
ルイスは抱っこしていたユリアを下に降ろして壁画に近づく。
「俺はよく見なかったから前にあったかどうかはわからないが…」
「前はなかった」
ロイドの言葉にルイスははっきりと返す。そして壁を見て何かに気付いた。
ルイスは三体の神獣の壁画の真ん中を見て呟く。
「──また、何か浮かんでる…」
ルイスの声を聞いて周りを探索していた皆が集まっていた。
ルイスはマークを呼んだ。
「マーク、読めるか?」
傍に来たマークを抱き抱える。
古の文字らしきもの。マークはそれとにらめっこをした。
「うんと……
“光の剣を天に掲げ
認めの刻印を己が守護神の三の眼にかざせ
さすれば道が開けよう”」
「道……?」
「うん、そう書いてあるよ」
ルイスに聞かれてマークは答えた。
「三の眼って……」
「“三の眼”ってのはここだ」
顎に手を添えて考えるルイスに、レオは自分の額の真ん中を指さして見せた。