この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第28章 女神の降りる丘
────

青い空の真下。そよぐ爽やかな風が、ティムのこめかみを伝う冷や汗を撫でていった。

「ティムーっ…」

遠くで一生懸命に呼ぶ声がしている。その声を尻目にティムは大きな生唾をゴクリと飲み干し頭上を見上げていた。

「あ、ティムあんなとこにいた」

馬小屋の裏へと回り、ちらりと見掛けたティムの姿に気付く。マークは、たまたま探し当てたティムの元へ駆け寄った。

「あ、ティールっ…」

傍まで行けばティムの真ん前にティールが立っている。丁度そこはあの千年樹の真下だ。

「どうしたのティム? ティールが何かしたの?」

「……わかんねえっ…わかんねえけど、コイツ、オイラに何か言いたそうにするから後を着いてきたらここに…っ…」

ティムは説明しながらまたゴクリと唾を飲んだ。

マークはティムとティールを交互に見つめる。

「……ここに……入れってことかな……」

マークが何となく口にした言葉に普通の馬の姿のティールは急に鼻を鳴らして首を振った。

「わ、っ…あっ…」
「ちょっ…なにすんだティールっ…」

ティールはティムとマークを鼻で押し、千年樹の地下道へと二人を追い込む。
/683ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ