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第28章 女神の降りる丘

「おらあっ！」

「うわ…っ」

大剣を構えていきなり乗り込んできたレオの前で、ティムが腰を抜かしたように床に倒れていた。

「ティム!?ここで何してる!?」

後から直ぐに駆け込んだルイスがティムを見て驚いていた。

「……っ…なんだ兄ちゃん達っ…オイラびっくりしたぞっ…」

ティムは怒りながらレオの手を借りて立ち上がる。

「はは、悪い悪い…危うく首はね飛ばすとこだった」

笑いながら口にしたレオの言葉にティムはギョと青ざめる。そして然り気無く股関に手をやった。

「ん？どうしやがった？」

「いきなりだったからビックリしてちょっとチビったぞっ…」

「そりゃ済まねえことしたな……」

ズボンが濡れて少々気持ち悪いらしい……。
レオは苦笑いしながら頭を掻くと、もう一度詫びていた。

ルイスは外にいたアル達を手招きする。

「大丈夫だ！」

「何だったの……」

アルは恐る恐る家の中を覗く。

「ティムっ…」

「あ、アル！」

中に居たティムを見てアルは驚いていた。