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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第5章 想い人
肩を叩き指をさすロイドの先に目を向けると貴族の娘達が二人に色目を投げ掛けてくる
「あーいうのはいつでも落とせる
仕方がない‥今回は催し物でも楽しむことにするか」
肩をすくめて言うルイスにロイドは尋ねる。
「催し物ってなにやるんだ?」
会場の真ん中には舞台が設置され白い布を掛けられた品々が準備されている
「さぁな、ジェシカ達が主催してる‥‥‥なんか変わったことでもするんじゃないか!?」
「そうか
なんか嫌な予感がするな」
そんな会話を交していると突然会場の明かりが落とされ一斉に舞台に照明が集まる!
そしてアナウンスが流れた。
“紳士淑女の皆様、我がエドモント王家ご令嬢。ジェシカ様ジュリア様主催のオークションパーティにお集まり頂き誠に光栄でこざいます―――
一時の談笑、ダンス、お食事をお楽しみ頂いておりますでしょうか?
そろそろオークションを開催させて頂きたいと思います。
では、その前にご紹介を──”
舞台に注目する中、ルイス達は派手な演出に呆れながら舞台に上った人物に息を飲んだ―――
「ア‥ル!?」「姫っ‥!?」
お互いの発した言葉に二人とも目を合わす!!