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第7章 ママのお葬式

翌朝、俺がいつも通りに目覚めると、既に朝食が出来ていた。

「康ちゃん。おはよう。」
「ん？あぁ。おはよう。」

梓、笑ってる。

「あっ、卵焼きかぁ。」
「うん。これから、色々作るね。」
「うん。大丈夫か？」
「なんか、スッキリしたかも(笑)」
「梓？これから、ちょっと寂しくなるけど、我慢出来るか？」
「うん。ちゃんと勉強して、商業入る！！でないと、ママ心配するからさ(笑)」
「俺も、頑張るからさ。」
「うん。でも、無理しないでね！！」

朝御飯を終えて、テレビをつける。

「そろそろ年末だけど、形としては、お正月の準備しないとな。今日、行く？」
「うん。」
「良かった。梓の笑顔が、朝一番に見れて(笑)」
「康ちゃん？」
「ん？」
「ギュッてしてくれる？」
「いいよ～。」

俺は、梓を優しく抱き締めた。