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MY GIRL
第9章 過去と葛藤
「高校生の恋愛なんてそんなもんじゃねーの?まず持ってるステータスを気になって近付いて、本質知っていくんじゃねーのか?」
「そういう恋愛は数年前にもう終わらせたんで」
「…」
そういや年上なんだった。
涼太が2個上だってことを、たまに都合よく忘れてしまう。
「…って、そういう恋愛?ちゃんとしてたんじゃん、恋愛」
「…今は話したくない」
「そっすか…」
高校生の、青春真っ盛りなこの時期に。
こんなにかっこいいのに、高宮先輩と同じく女嫌いで、彼女を作らないのは、涼太にも過去に何か辛い出来事があったんだろうと予想してる。
いつか話してくれたらいいな、と思うことにした。
「…ま、とりあえず、性欲だけは1人ではどうにもなんねぇから…その辺にはいっぱいいるよ、俺の身体だけの相手は」
「…」
…はっ!?
なんかとんでもないこと暴露された気がするんだが!
「ちゃっかり楽しんでんじゃん!」
「ははは。そこだけは女嫌いは目隠しして、顔の影響力使ってるわ」
思わず涼太の顔をガン見する。
中身を知らなければ王子とも言えそうな甘い顔立ち。
彫りが深くて、ある意味外人顔。
くっきりとした二重の目に生えてるまつ毛の多さと長さにいつ見ても驚く。
薄い唇は綺麗なピンク色で、癖なのかいつも両方の口角が上がってる。
「…あんま見んな。減る」
「減るかバカ。トラブルとかなんねーの?」
「そういう女はそっこー切る。詮索してこないことと、それ以上の関係にはならないことを了承した、俺のタイプの顔持ってる女だけ」
「ちなみに何人くらいいんの」
気だるそうに片手を上げ、指折り数えてるけど…途中で諦めたのか手を下ろす。
「知らん。この学校には少なくとも5人はいるな」
「へえ…」
おそらくそれ以上なんだろうな、と思いながら相槌を打つ。
「けどそろそろ卒業だろ?どうすんの、誰か1人でも捕まえとかねーの」
「いや、全部切るよ、それも条件だし。あっち行ってもたぶん見つかるだろうし」
「そういやどこの大学行くの」
「○○大学」
「…は?」
「の、経済」
「…偏差値やべーところだよな」
「そういう恋愛は数年前にもう終わらせたんで」
「…」
そういや年上なんだった。
涼太が2個上だってことを、たまに都合よく忘れてしまう。
「…って、そういう恋愛?ちゃんとしてたんじゃん、恋愛」
「…今は話したくない」
「そっすか…」
高校生の、青春真っ盛りなこの時期に。
こんなにかっこいいのに、高宮先輩と同じく女嫌いで、彼女を作らないのは、涼太にも過去に何か辛い出来事があったんだろうと予想してる。
いつか話してくれたらいいな、と思うことにした。
「…ま、とりあえず、性欲だけは1人ではどうにもなんねぇから…その辺にはいっぱいいるよ、俺の身体だけの相手は」
「…」
…はっ!?
なんかとんでもないこと暴露された気がするんだが!
「ちゃっかり楽しんでんじゃん!」
「ははは。そこだけは女嫌いは目隠しして、顔の影響力使ってるわ」
思わず涼太の顔をガン見する。
中身を知らなければ王子とも言えそうな甘い顔立ち。
彫りが深くて、ある意味外人顔。
くっきりとした二重の目に生えてるまつ毛の多さと長さにいつ見ても驚く。
薄い唇は綺麗なピンク色で、癖なのかいつも両方の口角が上がってる。
「…あんま見んな。減る」
「減るかバカ。トラブルとかなんねーの?」
「そういう女はそっこー切る。詮索してこないことと、それ以上の関係にはならないことを了承した、俺のタイプの顔持ってる女だけ」
「ちなみに何人くらいいんの」
気だるそうに片手を上げ、指折り数えてるけど…途中で諦めたのか手を下ろす。
「知らん。この学校には少なくとも5人はいるな」
「へえ…」
おそらくそれ以上なんだろうな、と思いながら相槌を打つ。
「けどそろそろ卒業だろ?どうすんの、誰か1人でも捕まえとかねーの」
「いや、全部切るよ、それも条件だし。あっち行ってもたぶん見つかるだろうし」
「そういやどこの大学行くの」
「○○大学」
「…は?」
「の、経済」
「…偏差値やべーところだよな」