この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
MY GIRL
第13章 誓い
「大樹に話したかったから話したんだよー、きっと。
松島先生ね、この前授業で、自分の話が長いの自覚あるって言ってたの。
話すべき内容を、分かりやすく皆に伝えたいから長くなるって。
それでも、聞かせる価値のない人間には話さないし、聞いてくれていた生徒を私はちゃんと見ていますって言ってたよ!
だから大樹は松島先生から認められてる人なんだよ、凄くないっ?」
いつも思うけど、美咲の言葉は胸にまっすぐ届く。
色々気付いてくれるし、気付かせてくれる。
自分では気付かなかった長所に気付かせてくれた事もあったし。
…大好きだ。
そう思うと、俺の腕の中にいる美咲がとてつもなく愛しく思えて、柔らかい髪を優しく撫でた。
くりっとした大きな目で俺を見上げてくる美咲。
耳元で
「今日は離さねぇから」
って言ったら、嬉しそうに微笑んで、触れるだけのキスをしてきた。
あー…マジで可愛い。
絶対離さねぇ…離せねぇ。
いつアレ渡そうかな…今すぐ渡してぇ。
考えてると美咲の家に着き、中に入ると蓮がいた。
「…大樹さんだ」
何でこの兄弟はこんな上半身裸率が高ぇんだろうか…
「あ、蓮っ!ただいま~」
「…、蓮…お前また身長伸びたか?」
「おかえり2人共。え…そう見えます?」
「うん。今いくつだっけ」
「ん…と、187です」
「…でけぇな相変わらず」
「2人共おっきいよ~」
「大樹さんもでかいっしょ」
美咲と蓮と言葉が被る。
「お前程じゃねぇけどな」
笑いながら階段を上り、美咲の部屋に入る直前。
「大樹さん…たまには俺にも構ってくださいね。勉強とか勉強とか」
「はは…了解」
「大樹はあたしのだからね!」
俺に抱き着いて蓮に言う美咲。
「それは百も承知…。…勉強してから運動でもいいんですよ?2人共…」
「えっ」
扉を閉める直前、蓮の言葉に俺と美咲の言葉が被る。
あんな大人っぽい表情浮かべる奴だったっけ、蓮…
パタン、と扉が閉まり、俺らは目を見合わせた。
松島先生ね、この前授業で、自分の話が長いの自覚あるって言ってたの。
話すべき内容を、分かりやすく皆に伝えたいから長くなるって。
それでも、聞かせる価値のない人間には話さないし、聞いてくれていた生徒を私はちゃんと見ていますって言ってたよ!
だから大樹は松島先生から認められてる人なんだよ、凄くないっ?」
いつも思うけど、美咲の言葉は胸にまっすぐ届く。
色々気付いてくれるし、気付かせてくれる。
自分では気付かなかった長所に気付かせてくれた事もあったし。
…大好きだ。
そう思うと、俺の腕の中にいる美咲がとてつもなく愛しく思えて、柔らかい髪を優しく撫でた。
くりっとした大きな目で俺を見上げてくる美咲。
耳元で
「今日は離さねぇから」
って言ったら、嬉しそうに微笑んで、触れるだけのキスをしてきた。
あー…マジで可愛い。
絶対離さねぇ…離せねぇ。
いつアレ渡そうかな…今すぐ渡してぇ。
考えてると美咲の家に着き、中に入ると蓮がいた。
「…大樹さんだ」
何でこの兄弟はこんな上半身裸率が高ぇんだろうか…
「あ、蓮っ!ただいま~」
「…、蓮…お前また身長伸びたか?」
「おかえり2人共。え…そう見えます?」
「うん。今いくつだっけ」
「ん…と、187です」
「…でけぇな相変わらず」
「2人共おっきいよ~」
「大樹さんもでかいっしょ」
美咲と蓮と言葉が被る。
「お前程じゃねぇけどな」
笑いながら階段を上り、美咲の部屋に入る直前。
「大樹さん…たまには俺にも構ってくださいね。勉強とか勉強とか」
「はは…了解」
「大樹はあたしのだからね!」
俺に抱き着いて蓮に言う美咲。
「それは百も承知…。…勉強してから運動でもいいんですよ?2人共…」
「えっ」
扉を閉める直前、蓮の言葉に俺と美咲の言葉が被る。
あんな大人っぽい表情浮かべる奴だったっけ、蓮…
パタン、と扉が閉まり、俺らは目を見合わせた。