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MY GIRL
第4章 関係
意味深なのが一瞬気にかかったけど、準備に気をとられて適当に頷く。

「うんうん、何でも!起きるまで何してもいいからっ」

「はーい」

ものすごい可愛い笑顔で、語尾にハートマークがつきそうなくらい可愛い声のトーンに動きを止める。

あれ?

え、と…今何て言ったっけあたし。

…あー今はそんな事どうでもいいや!

なんて考えて準備を再開したあたしは、これから過激な起こし方されるなんて事、想像もしてなかった。

「なぁ美咲ー、このまま学校休んでベッドで愛し合うってのはどう?」

「いやっ」

「そう言わず…なぁ?」

「っひゃ!?や…っ脱がさないでっ」

「ベッド行こ〜」

「やっ、やだっで…出てって…っ」

迫ってくる大樹をなんとか部屋から追い出し扉を閉めて、慌ててパジャマを脱いだ。

上半身ブラだけになり、ふと鏡を見る。

…あ、痩せたかも。

今のところ、お腹出てないし。

…ん?

その時、違和感を感じて一点に視線を止めた。

首にある赤いモノ。

内出血のような赤いアトが2つ。

何?これ。

昨日お風呂入った時はこんなのなかったよね?

どこかにぶつけたっけ?

蚊にさされた訳でもないし…

…あ!もしかして…!?

「キス、マーク…!?」

俺のモノって印、とか何とか言ってたやつ…!?

こんなポロシャツのボタン全部留めても隠れなくて、見えちゃうところに…!

「ちょっ…、えぇえ…」

しかも、会って数時間しか経ってない人から…

「大樹のバカーっ!」

あたしは思いきり叫んだ。


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