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MY GIRL
第15章 愛し、愛される
「…え?」
「言葉の慰めは凄くしてくれてたんだけどね…美咲、聞く耳持たなくて。大樹に会いたい、大樹に会いたいって」
「…っ、じゃあ、今のは…」
「今のは大樹くんを試しただけ!美咲の事になったら面白いんだもん大樹くん」
「…」
寿命縮む…
「でも大樹くんが帰って来てくれてほんとによかった。あたしでも蒼ちゃんでも、美咲の心を完全に癒してあげる事は出来なかったから。やっぱり彼氏の愛が一番ねっ」
ははっと笑ってコーヒーを飲む美雪さんに勝てる気がしない。
「蒼ちゃんから聞いたんだけど…本当にありがとうね。美咲の為に、仕事たくさん終わらせて有休取ってきたんでしょ…?」
…あいつ、余計な事を。
やっぱりぶっ殺すか?
「…いや、俺の意思ですから。俺も美咲に会わないとやる気出ないし…」
「巧い事言うねぇ大樹くん」
うん…この母親から何であんな鈍感娘が生まれたのか不思議で仕方がない。
「あの…1つ聞いてもいいですか」
「なーに?」
「…昨日、いつから気付いて…」
窺うように聞くと、爆笑し始める美雪さん。
「あぁっ…あれね!そんなの大樹くんが帰って来た時からに決まってるでしょ!夜は励むのかなーって。ただ瑞姫は予想外だったけどね…しかもあの子、2階にのぼって大樹くんの部屋の前でしゃがみ込むもんだから」
…だからか。
「後さ…あたし耳いいから気付いたんだけど。あたしが瑞姫の相手してる時、1回か2回ヤったでしょ」
「…っ!?」
ビク、と体を震わせた俺を笑う美雪さん。
「美咲声大きいからすぐに気付いちゃったー!瑞姫は全く気付いてなかったからよかったけどっ」
「…何か、すみません…」
「いいのいいの。ねぇ大樹くんさ、うちの娘でよかったの?大樹くんなら周りにもっといい女の子たくさんいるでしょ」
「いません」
即答すると目を見開く美雪さん。
「俺には美咲だけです。誰に何と言われようと、俺は美咲しか愛しません。今更目移りなんてしないし…、美咲にもさせるつもり毛頭ありません」
反対するなら駆け落ちでも何でもやってやる。
美雪さんの目を見つめて言うと、ぽかんとした後再び爆笑し始めた。
「あっははは!やっぱりいいねぇ大樹くん!ほんと美咲には勿体ない位いい男!あたしがもう少し若かったら狙ったのにな〜」
「言葉の慰めは凄くしてくれてたんだけどね…美咲、聞く耳持たなくて。大樹に会いたい、大樹に会いたいって」
「…っ、じゃあ、今のは…」
「今のは大樹くんを試しただけ!美咲の事になったら面白いんだもん大樹くん」
「…」
寿命縮む…
「でも大樹くんが帰って来てくれてほんとによかった。あたしでも蒼ちゃんでも、美咲の心を完全に癒してあげる事は出来なかったから。やっぱり彼氏の愛が一番ねっ」
ははっと笑ってコーヒーを飲む美雪さんに勝てる気がしない。
「蒼ちゃんから聞いたんだけど…本当にありがとうね。美咲の為に、仕事たくさん終わらせて有休取ってきたんでしょ…?」
…あいつ、余計な事を。
やっぱりぶっ殺すか?
「…いや、俺の意思ですから。俺も美咲に会わないとやる気出ないし…」
「巧い事言うねぇ大樹くん」
うん…この母親から何であんな鈍感娘が生まれたのか不思議で仕方がない。
「あの…1つ聞いてもいいですか」
「なーに?」
「…昨日、いつから気付いて…」
窺うように聞くと、爆笑し始める美雪さん。
「あぁっ…あれね!そんなの大樹くんが帰って来た時からに決まってるでしょ!夜は励むのかなーって。ただ瑞姫は予想外だったけどね…しかもあの子、2階にのぼって大樹くんの部屋の前でしゃがみ込むもんだから」
…だからか。
「後さ…あたし耳いいから気付いたんだけど。あたしが瑞姫の相手してる時、1回か2回ヤったでしょ」
「…っ!?」
ビク、と体を震わせた俺を笑う美雪さん。
「美咲声大きいからすぐに気付いちゃったー!瑞姫は全く気付いてなかったからよかったけどっ」
「…何か、すみません…」
「いいのいいの。ねぇ大樹くんさ、うちの娘でよかったの?大樹くんなら周りにもっといい女の子たくさんいるでしょ」
「いません」
即答すると目を見開く美雪さん。
「俺には美咲だけです。誰に何と言われようと、俺は美咲しか愛しません。今更目移りなんてしないし…、美咲にもさせるつもり毛頭ありません」
反対するなら駆け落ちでも何でもやってやる。
美雪さんの目を見つめて言うと、ぽかんとした後再び爆笑し始めた。
「あっははは!やっぱりいいねぇ大樹くん!ほんと美咲には勿体ない位いい男!あたしがもう少し若かったら狙ったのにな〜」