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MY GIRL
第17章 浮気疑惑?
力ずくで美咲の肩を抱き寄せ、…深く、唇を塞いだ。

美咲の抵抗が止む。

暫くの間めちゃくちゃに舌を絡め、抵抗し始めても離してやらない。

やがて唇を離し、呆然としてる美咲の両肩を掴んだ。

「美咲、黙れ。それ以上言うのは許さねぇ」

「…っ、何でっ…」

「それ以上言ったら、」

そこで言葉を切り、遠くに見えるラブホを指差す。

俺が指さした方向をゆっくり見た後、涙で濡れた顔で俺を静かに見つめてくる美咲。

「…落ち着け。また暴れたりさっきの言葉の続き言ったりしたら、ラブホで犯し尽くしてやる」

それこそ…子供出来る位まで、ずっと。

…あぁ。

何言ってんだ俺。

さっき自分で言ってたじゃねぇか…

「大樹さんに浮気されてたら俺とラブホ行こうな」

って。

にぃ、と口角を上げ、呆然としてる美咲の腕を引く。

…最っ高のタイミングじゃねぇか…

今美咲を抱けば、完全にこっちのモンだ。

つけ込んで犯して、雁字搦めに縛り付けて…

俺から二度と離れられない位、体に刻み付けてやる…

解かれないようにしっかり掴んで歩き、…ラブホテルを目指した。

「…っ、蒼汰っ、どこに…っ」

「決まってんだろ、ラブホだよ」

「…っ!?やっ、嫌っ!」

懸命に振りほどこうとされるけど、俺がしっかり掴んでるから離れない。

やがて抵抗が止み、俺に引かれるまま…ラブホテルの前に着いた。

恐る恐るホテルを見上げ、大粒の涙を流す美咲。

可愛い顔をくっしゃくしゃにして泣く美咲は…不謹慎だけど、物凄く綺麗で。

あぁ、すぐにぶち込んでしまいそうだ…

そう思いながら、美咲の肩を抱いて中に入ろうとした…その時だった。






大樹SIDE


「大樹さん!」

突然自分の名前を叫ばれて目を醒まし体を起こすと、廊下に知らない女が見えて。

しかも、

「大樹くんっ」

なんて言って駆け寄ってきて、死ぬ程の吐き気がこみ上げた。

「誰だよお前」

「え…あたし、大樹くんの彼女でしょ?」

はぁ!?

何、俺…史上最悪の夢でも見てる!?

その時。

「幻滅しました。所詮大樹さんもそこら辺の男と一緒なんですね」

は…?

「はっ…?蒼汰!?おい待て!…誰だよお前。邪魔」

「大樹さん…どういうつもりか知りませんけど。これで遠慮なく奪えます…さようなら」


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