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MY GIRL
第17章 浮気疑惑?
まともに顔見てないし断定は出来ないけど…もしかして。
泣きながら俺を見上げる美咲の手を握って立ち上がらせ、怪訝そうな表情で俺を見つめる蒼汰を見つめる。
「戻ろう」
「…はっ!?ちょ…っ」
美咲の手を引き早足で歩き出す俺を追ってくる蒼汰。
マンションに戻り、エレベーターで7階まで上る。
まだいるよな?あの女。
7階に着いて、俺の部屋の前に…いた。
きゅ、と手を握り返してきた美咲。
「今から、誤解解くからな」
優しく美咲の頭を撫でてキスを落とし、俯いて膝を抱えて座ってる女の前に立つ。
恐る恐る顔を上げた女が、美咲を捉えて眉を顰めた。
「大樹くん…?この子、誰…」
「お前が誰だ」
声を掛けられたのは辛うじて覚えてる。
けど何を話したか…まず俺は、この女を知らない。
「誰ってっ…同僚の松下だよ!松下美咲!」
…あぁ、なるほど。
美咲が息を呑むのが後ろで聞こえる。
「同じ、名前…」
小さく呟く美咲を、女が睨んだ。
「ねぇ。誰に断って大樹くんの隣にいんの?そこはあたしの場所なんだけど。さっさと退けよ」
ヒステリックにそう叫んで美咲の足を蹴ろうとした女の足を蹴る。
「きゃ!痛…っ」
「…マジで何なの?初対面なのに何勝手な事ほざいてやがんだよ、頭狂ってるだろ」
「何で!?酷いっ…大樹くん、あたしに愛してるって言ってくれたのに…」
「黙れ勘違い女。俺が愛してるのはこっちの美咲。勝手に勘違いしてんじゃねぇよ、マジで頭イってんな?お前さ…俺とこんな事した記憶ある?」
咄嗟の判断。
俺の後ろにいた美咲を抱き寄せて微笑み、深く唇を塞いだ。
「っ、んぅう!」
突然だったからか硬直した美咲の体を抱き締め、深いキスを続ける。
「ぷはっ…!…ぁっ、んぅ…」
息継ぎの隙を与えてやりつつ、絡める舌の深さは決して緩めない。
女が何かごちゃごちゃ言ってるが、気にせずたっぷりと美咲を堪能する。
暫くの間、美咲の口内を貪り続け、甘い喘ぎに酔いしれる。
…流石にキツいか。
唇を離すと、ぶっとい唾液の糸が俺達の唇を繋いで切れ、力が抜けた美咲が俺に抱き着いてきた。
荒い息を吐く美咲の髪を撫でながら
「俺らは毎日毎日こんな事…これ以上の事してるけど。…お前にはあるか?俺と毎日こんな事した記憶」
泣きながら俺を見上げる美咲の手を握って立ち上がらせ、怪訝そうな表情で俺を見つめる蒼汰を見つめる。
「戻ろう」
「…はっ!?ちょ…っ」
美咲の手を引き早足で歩き出す俺を追ってくる蒼汰。
マンションに戻り、エレベーターで7階まで上る。
まだいるよな?あの女。
7階に着いて、俺の部屋の前に…いた。
きゅ、と手を握り返してきた美咲。
「今から、誤解解くからな」
優しく美咲の頭を撫でてキスを落とし、俯いて膝を抱えて座ってる女の前に立つ。
恐る恐る顔を上げた女が、美咲を捉えて眉を顰めた。
「大樹くん…?この子、誰…」
「お前が誰だ」
声を掛けられたのは辛うじて覚えてる。
けど何を話したか…まず俺は、この女を知らない。
「誰ってっ…同僚の松下だよ!松下美咲!」
…あぁ、なるほど。
美咲が息を呑むのが後ろで聞こえる。
「同じ、名前…」
小さく呟く美咲を、女が睨んだ。
「ねぇ。誰に断って大樹くんの隣にいんの?そこはあたしの場所なんだけど。さっさと退けよ」
ヒステリックにそう叫んで美咲の足を蹴ろうとした女の足を蹴る。
「きゃ!痛…っ」
「…マジで何なの?初対面なのに何勝手な事ほざいてやがんだよ、頭狂ってるだろ」
「何で!?酷いっ…大樹くん、あたしに愛してるって言ってくれたのに…」
「黙れ勘違い女。俺が愛してるのはこっちの美咲。勝手に勘違いしてんじゃねぇよ、マジで頭イってんな?お前さ…俺とこんな事した記憶ある?」
咄嗟の判断。
俺の後ろにいた美咲を抱き寄せて微笑み、深く唇を塞いだ。
「っ、んぅう!」
突然だったからか硬直した美咲の体を抱き締め、深いキスを続ける。
「ぷはっ…!…ぁっ、んぅ…」
息継ぎの隙を与えてやりつつ、絡める舌の深さは決して緩めない。
女が何かごちゃごちゃ言ってるが、気にせずたっぷりと美咲を堪能する。
暫くの間、美咲の口内を貪り続け、甘い喘ぎに酔いしれる。
…流石にキツいか。
唇を離すと、ぶっとい唾液の糸が俺達の唇を繋いで切れ、力が抜けた美咲が俺に抱き着いてきた。
荒い息を吐く美咲の髪を撫でながら
「俺らは毎日毎日こんな事…これ以上の事してるけど。…お前にはあるか?俺と毎日こんな事した記憶」