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MY GIRL
第17章 浮気疑惑?
「俺がどれだけ、美咲にしか興味ないと思ってんの…」

「だって…だってっ」

「くっそ、あの女…多分な、会社から付けられてた」

「ええっ…!?」

「あんま覚えてないんだけど、話しかけられて。無視してそのままここ帰ってきて、部屋の鍵も締めずに寝ちまったから…その隙に入って来やがったんだな、きっと。…ごめんな、不安にさせて…」

「うん…でも、本当に何もないんだよね?」

「ねぇよ。神に誓って何もない」

「大樹は、あたしだけのものなんだよね?」

…クソ。

どんだけ可愛いんだ、この女は。

「お前だけのものだよ。これからもずっと、俺は美咲だけのもの」

「それなら…いい。大樹を信じて…許す」

その柔らかな笑顔に、涙が出そうになった。

「ありがとう…」

愛しい。

あぁ…愛しい。

春から、ついに美咲がずっと傍にいる。

こんな幸せ、他にあるか?

「…同棲。楽しみだな」

思わず顔が緩み、笑顔で美咲に言うと。

「…あ、…、うん」

歯切れの悪い返事に驚いた。

「…えっ?おい…まさか蒼汰と住むー、とか言わねぇよな!?鍵渡したろ?春からのお前の家はここだぞ!?」

「…っ、ちっ、違うの!…あ、えっと…あたし、ここに住めるんだよね…?」

「そうだよ…その為にこの部屋取ったんだよ」

「…じゃあ、あの…この前、電話くれた時…蒼汰と物件探しに行くって言ったら、どうして曖昧にしたの?」

曖昧?

そんな所まで不安になってたのか…

「美咲が不安に思う必要全くねぇよ。美咲しかいないから言うけど…実はこの隣の部屋、蒼汰用に取っておいて貰ってあるんだよ。俺がここ契約した時から話はつけてあるんだけど、電話で蒼汰が物件探したいって事美咲話してたろ?サプライズで蒼汰に鍵渡そうとしてたんだけど、もう違う場所に目星立ててたらどうしようかと思って。だから鍵渡したくて、蒼汰も一緒に来て貰ったんだよ。本当は地元まで迎えに行く予定だったんだけどな」

「…へっ!?」

「だから、蒼汰にも連絡しとかねぇと。物件探す必要ないって。…まあ、気に入ればの話なんだけどな」

『蒼汰ね、大樹の部屋の写メ見せたらびっくりしてたよ!俺もこんな部屋住みたい、って』

『いつか青山に住むのが夢なんだって。青山からJ大までって、遠いのかな?』


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