この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
MY GIRL
第17章 浮気疑惑?
…その夢。

俺が早速叶えてやる。

いつかの電話の時、美咲がそう言ってたから。

「凄い…そんな事って出来るの…!?」

「…まあここの責任者が男だったから出来た事だよな」

冗談でアッチ系の人間か、って聞かれた時はキレそうになったけどな。

「…じゃあ、あたしと同棲するのが嫌になったのでも、疚しい事があった訳でもなくて、蒼汰の為にだったんだ…」

おいおい、こら。

「あのな…俺がどれだけ美咲との同棲楽しみにしてるか分かってんの?今だって、帰したくねぇよ。このまま住まわせたいよ、今すぐ」

そう言うと、嬉しそうにはにかむ美咲。

「俺には、美咲が不安になる原因が分からない。俺は常に、美咲の事しか考えてない。それはこれからもずっとそうだし、変わる事はないよ」

じわ、と美咲の目に涙が浮かび、ポロポロと零し始める。

「ちょと…ね?不安になってたの…遠距離だし、蒼汰も東京の女の人は綺麗な人ばかりだって言ってたし、会社にも綺麗な女の人たくさんいるだろうし…大樹、そんな人達に靡かないかなって心配してたの」

おい蒼汰…ぶっ殺すぞ。

何無駄に不安にさせてんだ。

「あのな…俺な、他の女に目移りするとか靡くとか、そんなの考えた事すらなかったよ、今まで。当たり前に美咲が好きで、美咲の為に働いてんの。そんな無駄な事心配して泣くより、同棲生活楽しみにしてほしいんだけど?俺としては」

髪を撫でながら伝えると、ぐすぐす泣きながら頷いてて。

今日の為に、伝える練習を何度もした。

どうしたら喜んでくれるか…

シチュエーションを何度も練って、同僚にも考えを借りて。

"最高"を求め続けて、美咲の笑顔を見るのが楽しみで、気付いたら自分も笑顔を浮かべていたほど。

これにしよう、このシチュエーションにしよう。

そう決めていたけど。

本人を目の前にしたら、そんな色々な考えは全て吹っ飛んでしまう。

ただただ"美咲が大好きだ"という思いが先走りってしまうんだ。

1度深く深呼吸して、涙を拭ってる美咲の顔を優しく上げさせる。

「まだ、先の事なんて考えられないかもしれないけど。…もう1度言うぞ?…美咲が大学に入学したら、籍入れて、」

嗚咽を洩らす美咲の唇にキスをした。

「大学を卒業したら、俺と結婚してください」


/245ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ