この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
MY GIRL
第4章 関係
「はぁ、はぁ…も、だめ…」

「…だめ?そのわりには感じてるんじゃない?」

「〜〜っ…」

長い脚で、バスタオルごと股が押し上げられる。

それだけで、感じて濡れてしまう自分が恥ずかしくて仕方がなかった。

「…っ、うぅう…許して…」

「許さない。責任取って俺に抱かれな」

「やぁあ…っ」

抱いて。

お願い…

自分から男の人を求めたのはこれが初めてで。

いやらしくて、恥ずかしくてたまらなくて、余計に涙が溢れて…

顔を覆うあたしの腕を掴まれよけられると、大樹の顔がすぐ近くにあって。

逆光で表情が見えづらい…

「恥ずかしい、いや…」

「…今どれだけエロい顔してんのか分かってんの」

懸命に首を振って、大樹から出来るだけ顔を逸らそうと身体を捩る。

だけど身体を捩れば捩るほど、身体に巻き付けたバスタオルがずれて、裸の身体を晒してしまいそうで…

もう、どうしていいか分からなくて…

「〜っ、もうやだよぉ、うぅうーっ…」

あたしの中の、キャパが超えた。

子どものようにしゃくりあげて泣いて、懸命に首を振った。

「ごめんなさ、ごめんなさい…っ。ちゃ、ちゃんと、服着るからっ、…っ、ごめなさ…っ」

すると、身体の拘束が解かれたのが分かって。

思わず大樹を見つめると、腕を引き上げられて身体を起こされ、抱き締められた。

「…っ?大樹…?」

「ごめん…」

その声は。

耳を疑うほど、悲痛な声だった。

顔を覗き込もうと身体から離れようとすると、

「っ離さねぇ…」

って強く抱き締められる。



どれくらい、そうしていただろう。

少し動くたび強く抱き直されて、身動きがとれない。

「…大樹、顔見せて…」

「…嫌だ」

「お願い。見せて…」

そう言ってからしばらくして、大樹の身体から力が抜ける。

その隙にバスタオルを直して座り直して、大樹の顔を覗き込んだ。

無表情のようで、微かに顰められた形のいい眉。

「大樹…?」

あたしの呼びかけにあたしを見つめて、俯いて。


/245ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ