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MY GIRL
第5章 告白
もう何年になるのか分からない…蒼汰との秘密の関係。

それは…

付き合ってはいないけど、身体を重ねる。

いわば、セックスフレンドのような関係であること。

親同士が学生時代からの付き合いで仲良くて、タイミングよく同時期に生まれたあたし達は自然な流れで、物心つく前から一緒に遊んでいたらしい。

”それ”がいつから行われるようになったかは分からない。

キスはもはや2人の間では挨拶みたいなもので、小さな頃から口をくっつけ合っていたことを覚えてる。

だけど、”それ”に対して興味を持つのが早かったのは、間違いなくお互いの両親からの影響だった。

お互いの両親が仕事や旅行で家を開ける時、あたし達はそれぞれの家に預けられた。

あたしは4つ上のお兄ちゃんと共に矢野家に預けられるんだけど、お兄ちゃんはいつも翔(かける)くんというお兄ちゃんの同い年の男の子の家にお邪魔していた。

だから必然的にあたしと蒼汰2人で過ごすことが多くて。

あたし達の仲を知る由もないお互いの両親は、あたしと蒼汰を同じ部屋で寝かせるから、あたし達はたくさんキスをして、手を繋いで、「眠りたくないね」ってくすくす笑い合っていた。

…最初の頃は、それだけだった。

真夏の暑い、ある日のこと…

夜中に、暑さでふと目を覚ました時。

ぼんやりと天井を見つめていると、はっきりしてきた五感で聞こえてきた微かな”声”に身体を起こした。

お母さんの、声…?

叫んでいるような、泣いているような。

明らかにいつもと違っていた。

喧嘩…してる訳ではなさそうだし、テレビ見てるのかな…?

両隣で寝てる蓮と巧は、全く気付いていないらしく寝息をたてていて。

…今思えば、興味本位だったのもあるけどかなり好奇心旺盛だったなと思う。

あたしは布団から出て廊下に出ると、当時隣にあった両親の寝室の方へそっと足を向けた。

少し開いてるその部屋から、声は明らかに洩れていて。

そっと覗いて、2人の状況を見た時の衝撃は、今でも忘れられない。

ベッドの上で、裸でいる両親。

お母さんの上に乗っているお父さんは、身体を大きく動かしていて、お母さんが口を抑えながらも荒い息を吐いていた。

お父さん、お母さんをいじめてるの…!?

すぐにそう思って、入って行こうとした時。


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