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MY GIRL
第6章 涼太
しばらく2人で集中して勉強してて、ふとあたしを振り返った涼太先輩。
「ちょっと休憩がてら話さない?」
「あ、はいっ」
すると、椅子をこっちに向けて、机に頬杖をついた涼太先輩の顔の近さにびっくりして、ノートに向かってた身体を起こす。
「美咲ちゃんって呼んでいい?」
「…!!はい…」
思わぬ言葉に、きゅんとしてしまう。
「あぁ、美咲にしようかな」
「っ…」
名前で呼ばれることなんて初めてじゃないのに…!
大樹や涼太先輩から呼ばれる自分の名前は特別なものに感じるのは、年上の人からだからかな…?
「じゃああたしは、涼太先輩って呼びますねっ」
「うん。顔赤いよ?」
「…!?気のせいですっ」
「ははっ、可愛いな」
見とれちゃいそうになるくらいの笑顔を向けてくれる涼太先輩。
こんな気さくな人だったんだ…そりゃあモテるよね。
そう納得して、ふと、頭をよぎった疑問に首を傾げた。
…あれ?立石涼太さん、だよね。
この人って確か…
首を傾げてると、
「何可愛い顔してんの?」
とまた綺麗な笑顔を見せてくれる、けど…
「り、涼太先輩」
「うん?」
「もしかして、3年生に立石涼太って人2人おられますか?」
「ふっ…えぇ?何で?」
「あっえと、女の人が苦手だって聞いたことがあって…」
イケメンなのにーって女の子達がきゃあきゃあ言ってたの、聞いたことあるし…
「あぁうん、苦手だね。つーか嫌いかな」
「…!?」
笑顔でさらりと言う涼太先輩に、思わず目を見開く。
「えっ…?あっでも、あたし…」
「美咲は大樹の彼女でしょ。仲良くなりたいじゃん。あわよくば俺のことも好きになってほしいんだけど」
ほんとに女嫌いなの?って思っちゃうくらい綺麗な笑顔を向けてくれて、あたしの髪をくしゃりと撫でる涼太先輩。
「大樹はほら、特殊だからさ。あいつは美咲以外の女とは喋らないだろうけど、俺はそこまでじゃないし」
「そ、そうなんですね」
「人は選ぶけどね。つーわけで、立石涼太は俺1人だよ」
「ご、ごめんなさいっ、すごく気さくに話してくれるから…」
「大樹の彼女なんだしそんな邪険な話し方しないって。だから俺とも友達になろうな〜」
「はいっ」
嬉しい…
「ちょっと休憩がてら話さない?」
「あ、はいっ」
すると、椅子をこっちに向けて、机に頬杖をついた涼太先輩の顔の近さにびっくりして、ノートに向かってた身体を起こす。
「美咲ちゃんって呼んでいい?」
「…!!はい…」
思わぬ言葉に、きゅんとしてしまう。
「あぁ、美咲にしようかな」
「っ…」
名前で呼ばれることなんて初めてじゃないのに…!
大樹や涼太先輩から呼ばれる自分の名前は特別なものに感じるのは、年上の人からだからかな…?
「じゃああたしは、涼太先輩って呼びますねっ」
「うん。顔赤いよ?」
「…!?気のせいですっ」
「ははっ、可愛いな」
見とれちゃいそうになるくらいの笑顔を向けてくれる涼太先輩。
こんな気さくな人だったんだ…そりゃあモテるよね。
そう納得して、ふと、頭をよぎった疑問に首を傾げた。
…あれ?立石涼太さん、だよね。
この人って確か…
首を傾げてると、
「何可愛い顔してんの?」
とまた綺麗な笑顔を見せてくれる、けど…
「り、涼太先輩」
「うん?」
「もしかして、3年生に立石涼太って人2人おられますか?」
「ふっ…えぇ?何で?」
「あっえと、女の人が苦手だって聞いたことがあって…」
イケメンなのにーって女の子達がきゃあきゃあ言ってたの、聞いたことあるし…
「あぁうん、苦手だね。つーか嫌いかな」
「…!?」
笑顔でさらりと言う涼太先輩に、思わず目を見開く。
「えっ…?あっでも、あたし…」
「美咲は大樹の彼女でしょ。仲良くなりたいじゃん。あわよくば俺のことも好きになってほしいんだけど」
ほんとに女嫌いなの?って思っちゃうくらい綺麗な笑顔を向けてくれて、あたしの髪をくしゃりと撫でる涼太先輩。
「大樹はほら、特殊だからさ。あいつは美咲以外の女とは喋らないだろうけど、俺はそこまでじゃないし」
「そ、そうなんですね」
「人は選ぶけどね。つーわけで、立石涼太は俺1人だよ」
「ご、ごめんなさいっ、すごく気さくに話してくれるから…」
「大樹の彼女なんだしそんな邪険な話し方しないって。だから俺とも友達になろうな〜」
「はいっ」
嬉しい…