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MY GIRL
第6章 涼太
「そんなことない…あたしは、大樹が好きだよ」

あたしの言葉に、わずかに目を見開いた大樹。

「あたしは大樹が大好きで一緒にいるんだよ。そりゃあ、涼太先輩にそう言われて嬉しかったし、ちょっとドキってしたけど、あたしには大樹がいるもん」

あからさまにほっとして、あたしの身体を抱き起こす大樹。

「…ほんとに?」

「うん」

「俺のこと好き…?」

「大好き、…っん…」

そっと重ねられた唇にあたしも応えて、ぎこちなくだけど舌を絡めてみる。

そのまま押し倒されて、夢中で舌を絡め合って…

「…涼太、高1からずっとクラス一緒なんだけど。あいつはそういうこと、冗談で絶対言わない男なんだよ。ましてや女嫌いだしな。たぶん美咲のこと、本気なんだろうな」

「…っ、でもあたし、涼太先輩と今日会ったばかりで…っ」

「美咲の、魅力の1つなんだと思うけど。人の心を掴むのが上手いんだよな。人見知りとかしないだろ?」

「人見知りは、したことないかなぁ…」

「だろうな。まあ涼太には、美咲の惚気ずっと話してたからだいたいの人間像は分かってたと思うけど、男から見ても、美咲は魅力しかねえからな…」

あたしの身体を見下ろして言う大樹に、首を傾げると。

「…まあ、でも」

「…っ」

一瞬で表情を変えた大樹に、ゾクッとした。

「俺は美咲を、離すつもりなんてさらさらねぇよ。誰になんと言われようと、美咲は俺の女だ」

その言葉が嬉しくて、自然と溢れた笑み。

そんなあたしを見て、大樹は安心したように顔を緩ませた。

「…俺には、美咲だけだから。一生離してやらねぇからな…」

「あたしこそ…離れろって言われても離れないよ?」

「そんなこと死んでも言わない…」

そして見つめ合って、深く唇を塞がれる。

静かに、深く絡む舌。

そっと目を閉じて大樹の身体に腕を巻き付け、唾液を共有する。

下唇を軽く噛んで離れたあたし達の唇を唾液が結び、ふつりと途切れた。

パジャマを乱され、大樹の執拗な愛撫によって高められて、あたしの身体に紅い華が散りばめられていく。


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