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MY GIRL
第6章 涼太
そう思うと、盗られるかもしれない、という危機感はもちろんだけど、それ以上に

他の男に目移りすることも出来ないくらい夢中にさせたい

という気持ちが強かった。

正直、誰にでも色目を使うような女ならそれまで、ということで涼太に譲るっていう選択肢もあるけど。

そんな女じゃないってことは、何となく分かるし。

まあ、目移りさせる気もさらさらないけどな…

朝方まで抱いてて、へろへろになっても着いてきてた美咲を思い出して口角を上げた。





美咲SIDE


午前中の授業が終わり、お弁当を持って席を立つ。

「美咲、今日どうすんの〜」

「一緒に食べてくるっ」

「了解〜明日は一緒に食べようねー!」

「うん!行ってきまーす」

友奈と梓を含む、いつも一緒にお弁当を食べてるメンバーに手を振り、教室を出た。

すると、廊下の窓を背に寄りかかってる男の子達の1人と目が合う。

隣のクラスの、女の子達の間で密かに騒がれてるイケメンの1人だ。

中谷雄星(なかたに ゆうせい)くん…

「吉岡さんじゃーん。どこか行くのー?」

「うん!お弁当っ」

「誰かと食べんの?」

「彼氏とー!」

「おー、…えー!吉岡さん彼氏いんの!」

「うんっ」

「あれだよ、あの人じゃん。なんか3年の有名な…」

「高宮大樹だろ?」

「そうそうその人」

周りの男の子達が言う言葉に、うんうんと頷く。

「えっ何でおまえら知ってんの」

「有名じゃん」

「すげー噂なってたじゃん」

「わりとみんな知ってるわ」

「いや全然知らねーし」

有名?なんだ…

そうだね、大樹かっこいいもんね。

そりゃ噂にもなるよね…

「吉岡さんて入学式早々2年の人から告白されたんだろ?」

「…あ、えと…うん。びっくりしちゃった」

「可愛いもんな〜」

「入学前から騒がれてたしな」

…ん?そうなんだ…

何でだろう。

「今まで何人くらいに告られたの?」

その言葉に曖昧な笑顔を返す。

中学の頃からだったけど…今まで、話したこともない人から告白されることがよくあって。

「友達からでいいから」

「せめて連絡先だけでも」

そう言って声をかけてくれた男の子達。

…中学生時代、恋愛であまりいい思い出がなくて。


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