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MY GIRL
第7章 愛、芽生える
「あ…そうだ」
行為の後、あたしの身体を愛撫してた大樹は、何かに気付いたようにベッドを抜けた。
「…?」
下着とジーンズを履いてごそごそと通学鞄を漁り、何かを後ろ手に持ちソファーに座る大樹。
「美咲…おいで」
膝をポンポンと叩いてあたしを優しく見つめる。
「なーに…?」
ゆっくりと起き上がり、毛布にくるまって大樹に近付く。
恐る恐る大樹の膝に跨ぐように座り、首を傾げて見つめると。
「目ぇ閉じて」
と言われ、大人しく目を閉じた。
「いつまで?」
「俺がいいって言うまで」
「分かったぁ」
素直に目を閉じたままじっと待つ。
…ん?今首に何か…
「…ん。目開けていいよ」
そう言われてチュッと唇を塞がれ、首元を見ると。
「…え?これ…っ」
「お揃いのネックレス。…愛してるよ」
優しく微笑んで抱き締められ、涙が溢れる。
あたしの胸元で輝くのは、ピンク色の星のデザインで
taiki ♡ misaki
と裏側に刻まれた指輪が通ったネックレス。
「これ…、いつ…っ」
「…ちょっと前、俺用事あるって言って雑貨屋に美咲置いてったの覚えてる?」
「雑貨屋…?」
…あ。
あったあった。
一緒に服屋とか回ってて、マネキン買いで2着も服買ってくれた日だよね?
あたし達はよく、放課後電車に乗って街にショッピングに行くんだけど、その日は今まで行ったことのない、少し遠くのショッピングモールに行った。
1通りお店を回ってちょっと高めのイタリアンのお店で夜ご飯を食べて、買おうと思ってた服をなぜか大樹が買ってくれて。
代わりにお財布買ってあげるって言ってるのに
「いらない」
の一点張りで…
でも中学1年生の時から一度もお財布替えてないって言われちゃ…ねぇ?
流石に替えなきゃでしょ。
じゃああたしが買ってあげよう!
ってことで、お財布を売ってるブランドのお店に行こうとしたんだけど、大樹が行かせてくれなかった。
「美咲、目離すたびどっかの男に捕まってんのほんと勘弁。俺から離れないで」
そんな言葉を言われてその時はきゅんきゅんして流れちゃったけど。
行為の後、あたしの身体を愛撫してた大樹は、何かに気付いたようにベッドを抜けた。
「…?」
下着とジーンズを履いてごそごそと通学鞄を漁り、何かを後ろ手に持ちソファーに座る大樹。
「美咲…おいで」
膝をポンポンと叩いてあたしを優しく見つめる。
「なーに…?」
ゆっくりと起き上がり、毛布にくるまって大樹に近付く。
恐る恐る大樹の膝に跨ぐように座り、首を傾げて見つめると。
「目ぇ閉じて」
と言われ、大人しく目を閉じた。
「いつまで?」
「俺がいいって言うまで」
「分かったぁ」
素直に目を閉じたままじっと待つ。
…ん?今首に何か…
「…ん。目開けていいよ」
そう言われてチュッと唇を塞がれ、首元を見ると。
「…え?これ…っ」
「お揃いのネックレス。…愛してるよ」
優しく微笑んで抱き締められ、涙が溢れる。
あたしの胸元で輝くのは、ピンク色の星のデザインで
taiki ♡ misaki
と裏側に刻まれた指輪が通ったネックレス。
「これ…、いつ…っ」
「…ちょっと前、俺用事あるって言って雑貨屋に美咲置いてったの覚えてる?」
「雑貨屋…?」
…あ。
あったあった。
一緒に服屋とか回ってて、マネキン買いで2着も服買ってくれた日だよね?
あたし達はよく、放課後電車に乗って街にショッピングに行くんだけど、その日は今まで行ったことのない、少し遠くのショッピングモールに行った。
1通りお店を回ってちょっと高めのイタリアンのお店で夜ご飯を食べて、買おうと思ってた服をなぜか大樹が買ってくれて。
代わりにお財布買ってあげるって言ってるのに
「いらない」
の一点張りで…
でも中学1年生の時から一度もお財布替えてないって言われちゃ…ねぇ?
流石に替えなきゃでしょ。
じゃああたしが買ってあげよう!
ってことで、お財布を売ってるブランドのお店に行こうとしたんだけど、大樹が行かせてくれなかった。
「美咲、目離すたびどっかの男に捕まってんのほんと勘弁。俺から離れないで」
そんな言葉を言われてその時はきゅんきゅんして流れちゃったけど。