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MY GIRL
第2章 出会い
「可愛い…。…ぶっ壊してやろうか?」

ぺろり。

真っ赤な舌を覗かせて唇を舐めた高宮先輩。

ゾクリ。

な、なんてエロい仕草…

身体が一瞬で熱くなって、どうしてか、この人に身体を預けちゃいそうになってしまう。

やめて…待って。

寝ぼけてるんだよね…?

あたし達はこんなことする間柄じゃない…ましてや。

確か、あなたは…

「…っ、先輩…っ高宮先輩っ!目ぇ醒ましてっ!」

あたしは叫んで、先輩にビンタした。

衝動で顔を右横に向ける先輩にハッとする。

あ、あたし…なんて事を!!

「あ、あのっ…、ごめんなさ…」

無反応の彼。

顔は右横を向いたまま。

少しして…

「…いてぇ」

小さく反応を示した先輩にビクッと身体を震わせる。

やがてゆっくりあたしを捉えて、端正な顔を歪めた。

「あれ、…?」

お…起きた?

「あ、あの…」

「…は?あんた何してんの?」

「っ!?え…っ」

あなたが突然押し倒すからでしょー!?

…なんて言えないから大人しく起き上がり、同じく身体を起こす先輩を見つめる。

この人…間近で見たら直視出来ないくらいかっこいい。

こんな顔整ってる人見るの初めてかもしれない…

それより。

「あの…どうしてここに?」

しかもどうしてあたしのベッドに?

そう聞くと、さっきとはうって変わり冷たい目で睨まれてしまう。

「…は?聞いてねぇの?」

「…へっ?」

聞くって何が!誰に!?

「俺、今日から居候」

あ、そうなんだ。

へぇ…

…って!

じゃなくて!

「…へっ!?今なんて…」

「居候」

「誰が…」

「俺が」

「どこに…」

「チッ…ここに」

1回で理解しろと言わんばかりの冷たさに身体が震える。

え、だけどちょっと待って…

居候?この人がうちに?

「…は、初めて聞きました…」

聞いた覚えないよ、そんな重要な事…

それからしばらく沈黙が続く。

…うん?何だろうこの沈黙。

な、なんか喋った方がいいのかな。

…そういえば!

「あ、あの」

「…あ?」

ひぇ…

こ、怖い。

「28cmのローファー…先輩の、ですか?」

「…うん」

「…き、綺麗に使われてますね」

「…」

ちょっとだけ口角を上げる先輩に心臓がドキリ。


 
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