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MY GIRL
第9章 過去と葛藤
俺が女嫌いじゃなかったら、大樹の彼女じゃなかったら…あの時、無理矢理犯してた…確実に。
美咲のエロい声が頭ん中から離れなくて、それ思い出して毎日抜いて…いつか、どんな手使ってでも大樹から奪ってやろう、って思ってた。
でも後になって気付いた。
普通さ、他の男に乱暴されたら彼氏に言うよな?
例え俺が大樹の友達だとしても。
キスした次の日とか、大樹に殴られるかなって思いながら登校すんだけど…いつも通りなの。
だから美咲に聞いてみた。
「俺お前にいろいろしたんだよ、大樹に言わねぇの」
って…そしたらさ。
これが涼太先輩の挨拶なんですよね?って…スキンシップとして受け取っておきますよ、って。
でも…実際はきっと違ってたんだよな。
美咲さ、あの時本気で嫌がってたの。
でも…笑ってた。
必死で口角上げて。
…大樹に言ったら俺と大樹の仲悪くなんじゃねぇかとか考えたのかなって思ってさ。
だってそういう風にしか考えられない。
やっぱり男好きかなーって思ったけど…寧ろ苦手らしいしさ。
他に思い当たるとしたら…忘れてた、とか?
どっちにしても凄ぇいい子なんだよ、美咲は。
だから、好きになった。大樹から奪いたい気持ちは、今も捨ててない」
「…、」
ガシャン、と音をたててフェンスに身体を預ける涼太。
「…いろいろって、例えば?」
「…めっちゃディープなキスして、抱き締めて胸揉んで、押し倒して、キスマークつけて、…って俺いろいろヤってんな」
「最悪じゃねぇか」
「まあ美咲寝てる時が多いんだけどね」
「…はっ!?」
「美咲さ、疲れたからちょっと寝ます〜とか言って、俺の前で寝始めんの。そん時にいろいろしちゃうよな」
「…」
美咲、お前…
その無防備さは中学と変わんねぇな…
俺も中学の頃、そういうちょっかいはしょっちゅうしていた。
キスマークはさすがに付けなかったが…
中3の頃…ドキドキしながら撮った、美咲の寝顔。
今でも俺のお気に入りフォルダに大切に取ってあることは、誰にも内緒だ。
美咲のエロい声が頭ん中から離れなくて、それ思い出して毎日抜いて…いつか、どんな手使ってでも大樹から奪ってやろう、って思ってた。
でも後になって気付いた。
普通さ、他の男に乱暴されたら彼氏に言うよな?
例え俺が大樹の友達だとしても。
キスした次の日とか、大樹に殴られるかなって思いながら登校すんだけど…いつも通りなの。
だから美咲に聞いてみた。
「俺お前にいろいろしたんだよ、大樹に言わねぇの」
って…そしたらさ。
これが涼太先輩の挨拶なんですよね?って…スキンシップとして受け取っておきますよ、って。
でも…実際はきっと違ってたんだよな。
美咲さ、あの時本気で嫌がってたの。
でも…笑ってた。
必死で口角上げて。
…大樹に言ったら俺と大樹の仲悪くなんじゃねぇかとか考えたのかなって思ってさ。
だってそういう風にしか考えられない。
やっぱり男好きかなーって思ったけど…寧ろ苦手らしいしさ。
他に思い当たるとしたら…忘れてた、とか?
どっちにしても凄ぇいい子なんだよ、美咲は。
だから、好きになった。大樹から奪いたい気持ちは、今も捨ててない」
「…、」
ガシャン、と音をたててフェンスに身体を預ける涼太。
「…いろいろって、例えば?」
「…めっちゃディープなキスして、抱き締めて胸揉んで、押し倒して、キスマークつけて、…って俺いろいろヤってんな」
「最悪じゃねぇか」
「まあ美咲寝てる時が多いんだけどね」
「…はっ!?」
「美咲さ、疲れたからちょっと寝ます〜とか言って、俺の前で寝始めんの。そん時にいろいろしちゃうよな」
「…」
美咲、お前…
その無防備さは中学と変わんねぇな…
俺も中学の頃、そういうちょっかいはしょっちゅうしていた。
キスマークはさすがに付けなかったが…
中3の頃…ドキドキしながら撮った、美咲の寝顔。
今でも俺のお気に入りフォルダに大切に取ってあることは、誰にも内緒だ。